帝国ホテルのショートケーキやモンブランなど定番スイーツに合う紅茶は?ランデブーラウンジ実食ペアリング検証
帝国ホテル 東京の本館1階、「ランデブーラウンジ」のアフタヌーンティー。 ここの魅力は、なんといっても「ショートケーキ」や「モンブラン」といった帝国ホテルの名作スイーツが、少しずつ一度に味わえることです。
実はここ、全17種類ものドリンクがおかわり自由なんです。
今回のテーマはズバリ、「帝国ホテルの定番スイーツに、どの紅茶を合わせるのが一番美味しいのか?」です。
17種類すべてを飲み比べた私がたどり着いた、実食検証に基づく「正解のペアリング」をご紹介します。
【2026年最新】ランデブーラウンジのアフタヌーンティーメニュー

まずは、今回ペアリング検証を行ったラインナップをご紹介します。帝国ホテル東京のアフタヌーンティー 「The Rendez-Vous」はクラシックで王道な構成です。
🍰 デザート
- 苺のショートケーキ
- モンブラン
- カマンベールチーズケーキ
- プリン
🥐 スコーン
- プレーンスコーン(クロテッドクリーム、蜂蜜、ジャム添え)
🥪 サンドイッチ&セイボリー
- ランデブーサンドイッチ(竹炭のサンドイッチ)
- 季節のムース(カリフラワー)
これらにペアリングしたのは、ダージリン、アッサム、ウヴァ、ディンブラといった産地別紅茶を含む、全17種類のドリンクたちです。
苺のショートケーキ × ダージリン:王道のマリアージュ

帝国ホテルの代名詞とも言えるショートケーキ。上質な生クリームのコクと、苺のしっかりとした酸味が特徴です。
これに合わせる「正解」は、「紅茶のシャンパン」ダージリンでした。
実は、紅茶ペアリングの教科書的な定石では「ショートケーキにはディンブラ(バランスの良い紅茶)」が推奨されることが多いです。私も最初はそう思いました。
しかし、帝国ホテルのショートケーキは苺の酸味が際立っているため、フルーティーなディンブラだと味がぶつかり合い、不協和音になってしまったのです。
そこで選んだダージリン。 特有の若々しい渋み(タンニン)が、生クリームの油分をスッと流しつつ、苺の酸味と喧嘩せずに寄り添ってくれます。
後味が驚くほど爽やかになり、「もう一口」が止まらなくなる組み合わせでした。
モンブラン × ダージリン:濃厚さをリセットするキレ

秋の定番、栗のペーストが濃厚な「モンブラン」です。
紅茶ペアリングの一般論では、こうした濃厚なケーキには、負けないボディを持つ「アッサム」をミルクティーにして合わせるのがベストマッチと言われます。
しかし、実際に試してみると、帝国ホテルのモンブランは栗のペーストだけでなく、中に詰まった生クリームも非常に濃厚。そこにどっしりとしたアッサムを合わせると、私には少し「重たすぎる」と感じてしまいました。
そこであえて合わせてみたのが、ダージリンです。 結果は、こちらも大成功。
ダージリンの持つキレのある渋みが、口の中に残る濃厚な甘みと油脂分をサッパリとリセットしてくれます。 「濃厚なケーキこそ、引き算のペアリングで」。
最後まで飽きずに美味しくいただくための、私の結論です。
カマンベールチーズケーキ × ディンブラ:塩気と渋みの意外な相性

【今回のベスト・オブ・ペアリング】 今回、最も感動したのがこの組み合わせです。
実はこの「カマンベールチーズケーキ」、2025年にホテルショップ「ガルガンチュワ」で単品購入したことがあるのですが、自宅で食べた時は合わせる紅茶が難しく、そのポテンシャルを最大限に引き出せなかった苦い経験があります。 独特なチーズの塩気と濃厚なコクが強く、普通の紅茶だと負けてしまうのです。
しかし今回、ランデブーラウンジで全種類を試して、ついに正解を見つけました。 優勝は「ディンブラ」です。
「紅茶の優等生」と呼ばれるディンブラの持つ、優れたバランスと適度な渋み。これがカマンベールの強い個性を完璧に受け止め、口の中で喧嘩することなく、味の角が取れて驚くほど「丸み」が出たのです。
コーヒーを合わせがちなチーズケーキですが、この「丸み」が出る一体感は、ディンブラでしか味わえない体験でした。
プレーンスコーン × アールグレイ

帝国ホテルのスコーンは、珍しい四角い形。外側は香ばしく、特に「角っこ」のちょっと硬めな食感がたまりません。中はふんわりとしていて、変なクセがなくとてもシンプル。だからこそ、濃厚なクロテッドクリームとの相性が抜群です。
この王道スコーンに、たっぷりのクロテッドクリームと蜂蜜を乗せて…。 合わせたのは、ベルガモット香るアールグレイです。
通常、スコーンといえばコクのあるアッサムや、キレのあるウヴァを合わせるのが間違いのない選択です。もちろんそれも正解なのですが、今回は「蜂蜜」が決め手になりました。
蜂蜜の濃厚な甘みと、アールグレイ特有の柑橘の香り。この2つが合わさることで、口の中で華やかな相乗効果が生まれました。
レモンティーが美味しいように、柑橘と蜂蜜は最高のパートナー。
シンプルで香ばしいスコーンが、アールグレイのおかげで一気に洗練されたスイーツに昇華しました。
プリン × コーヒー:喫茶店の懐かしさでまとめる

最後は、艶やかなカラメルが食欲をそそる「プリン」です。 今時のとろけるタイプではなく、スプーンを入れると少し抵抗がある「昔ながらの固めプリン」。
正直に告白します。このプリンに関しては、「これだ!」という紅茶のペアリングが見つかりませんでした。 どの紅茶と合わせても「悪くはない」のですが、プリンの濃厚な卵の風味と、しっかり焦がしたカラメルの苦味に、紅茶の繊細さが少し負けてしまう印象でした。
そこで提案したいのが、あえての「コーヒー」への切り替えです。 ランデブーラウンジのフリーフローには、ブレンドコーヒーやエスプレッソ、カプチーノも含まれています。
帝国ホテルの重厚なロビーで、固めのプリンとコーヒーを味わう…。「最高級の純喫茶」のノスタルジックな時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
セイボリー× リフレッシュブレンド

竹炭を練り込んだ黒いパンが特徴的な「ランデブーサンドイッチ」と、グラスに入った「季節のムース」。今回のムースはカリフラワーでした。
これらに合わせたのは、カモミールブレンド(カモミール、レモングラス、スペアミント)です。
ムース料理は口当たりが良い反面、少し食べ進めるとクリームの重たさを感じることがあります。 しかし、ここにカモミールブレンドを合わせると、ブレンドされているスペアミントとレモングラスが良い仕事をします。
まるで料理に添える「薬味」のように、ムースの後味をキリッと引き締め、驚くほど爽やかに変化しました。
塩気のあるサンドイッチやムースには、紅茶ではなくハーブティーがおすすめ。
口の中をリセットし、次のスイーツを美味しく食べるための「機能的ペアリング」です。
まとめ
| 食べるもの | おすすめの紅茶・飲み物 | ペアリングの理由・ポイント |
| 苺のショートケーキ | ダージリン | 苺の強い酸味とクリームの油分を、ダージリンの渋みがスッキリ流してくれます。 |
| モンブラン | ダージリン | 濃厚な栗と生クリームの重たさをリセット。最後まで飽きずに食べられます。 |
| カマンベールチーズケーキ | ディンブラ | 【今回のNo.1】 塩気のあるチーズの角が取れて、驚くほどまろやかな味わいに。 |
| スコーン(+蜂蜜) | アールグレイ | 蜂蜜の甘みとベルガモットの香りが重なり、華やかな相乗効果が生まれます。 |
| プリン | コーヒー / エスプレッソ | 昔ながらの固めプリンとカラメルの苦味には、あえてコーヒーで喫茶店風に。 |
| セイボリー(ムース) | カモミールブレンド | ムースの重たさを、ミントやレモングラスが「薬味」のように爽やかに中和します。 |
ランデブーラウンジのアフタヌーンティーは、ただの飲み放題ではなく「ペアリング検証の最高の舞台」です。 教科書通りの組み合わせに縛られることなく、「自分の舌で探した正解」を見つける楽しさがここにあります。
もちろん、味の好みは十人十色です。 今回ご紹介したのは、あくまで私が感動した「私にとってのベスト」ですので、もしかするとあなたにとっては「モンブランにはやっぱりアッサム!」という別の発見があるかもしれません。それもまた、ペアリングの醍醐味です。
ぜひ、このリストを「最初のヒント」にしつつ、いろいろ試して「あなただけの最高の一杯」を見つけてみてくださいね。
▶️ ランデブーラウンジの総合的な評価&体験記はこちら(近日公開予定)
📍 帝国ホテル 東京「ランデブーラウンジ」店舗情報
- 場所:帝国ホテル 東京 本館1階 ロビー
- 住所:〒100-8558 東京都千代田区内幸町1-1-1
- 電話番号:03-3539-8045(直通)
- 営業時間:11:00~22:30(L.O. 22:00)
- アフタヌーンティー提供時間:11:30~19:00(L.O.)
- 帝国ホテル公式サイト



