【プロ厳選】時代を超えて愛される、王道のクリスマスアフタヌーンティー|伝統と格式の名店5選

きらびやかなテーマ型のアフタヌーンティーが増える中、クリスマスこそ王道のアフタヌーンティーで特別な時間を過ごしたいと思いませんか?
イギリスのフルーツケーキ、フランスのブッシュドノエル、ドイツのシュトレンなど、クラシカルなスイーツを楽しみながら、クリスマス限定の紅茶や夜景を堪能する。
100回ヌン活をした私が毎年行きたいと思った、イギリスやヨーロッパの伝統や文化を感じられる本物嗜好のお店ばかりです。
本格、伝統のクラシックなアフタヌーンティーをお探しの方ぜひご参考にして下さいね。
※記事のメニューや料金は当時の情報です。現在とは異なる場合があるので、予めご了承ください。

王道クリスマスアフタヌーンティー
【江戸川橋】ホテル椿山荘東京「ル・ジャルダン」
ホテル椿山荘東京「ル・ジャルダン」は日本で初めて英国式アフタヌーンティーを提供した記念すべきラウンジです。
クリスマスシーズンは輝くシャンデリアの下、豪華なクリスマスツリーが迎えてくれます。日常を忘れさせてくれる非日常的な空間が広がります。

クリスマスプランは、9月には発表になるので予定が立てやすくいて助かります。
クリスマスシーズンの「ル・ジャルダン」はポインセチアの装花が飾られています。

アフタヌーンティーの座席は多種多様ですが、やはり庭園を望む窓側が一番人気です。3年間通い検証したところ、申し込み順で良い席になる傾向があります。最高の席を確保するためにも、早めの予約をおすすめします。

気品溢れるシルバーの3段スタンドと、ノリタケのティーセットが特別な気分を高めてくれるでしょう。

サンタクロースやクリスマスツリーなど、心躍るモチーフが随所に散りばめられています。味はもちろんのこと、見た目の美しさでも私たちを楽しませてくれます。
11月前半から翌年1月8日までの開催期間中、クリスマスモチーフはホリデー仕様へと姿を変え、一つのプランで二つの魅力を堪能できるのも魅力です。

アフタヌーンティーの予約は、土日祝は取りにくく、平日は比較的取りやすい傾向にあります。特に人気の高い12時台を避け、15時以降が狙い目です。
ホテル椿山荘東京「ル・ジャルダン」
【住所】東京都文京区関口2丁目10−8
【電話】03-3943-5489
【開催】例年11月ごろ開催
【制限時間】2時間 ※ラストオーダー終了30分前
【利用人数】2名〜4名
【予約】公式HP、O Zモール、一休など


【日比谷】帝国ホテル東京 「インペリアルラウンジアクア」
伝統と格式、そして「本物」を追求する帝国ホテル。クリスマスシーズンの帝国ホテルのロビーに足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、高い天井に届くほど荘厳なクリスマスツリーです。

このツリーは、帝国ホテルが持つ伝統と格式、そして揺るぎない力強さを象徴しているかのようです。毎年、このツリーを見るために訪れる人も多く、記念撮影の場所になったりしています。
本館17階にある『インペリアルラウンジアクア』のクリスマスアフタヌーンティーは、23年は「チャリティ」、24年は「伝統のフレンチ」と、クリスマス企画もまた、帝国ホテルらしい本物志向でした。
インペリアルラウンジアクアのアフタヌーンティーは王道の3段スタンドでスペシャルスイーツ付きで提供されます。

日本で初めてフレンチを提供した長い歴史があるので、洋食のクオリティはやはり格別です。
また「インペリアルラウンジアクア」は日本紅茶協会のおいしい紅茶の店の永年アワード店に認定されています。約30種のドリンクの内容は、紅茶の比率が多く店舗オリジナルのポットティーでたくさんの種類を楽しむことが出来ます。

201席もあるので予約は比較的取りやすいですが、土日や人気プランは早めに売り切れることもあります。2時間制窓側確約プランを申し込むと、窓側席になります。しかし、OZモールや一休の口コミでは、窓側でも日比谷公園と反対側になり工事をしていてがっかりだったという意見もあります。なので、「日比谷公園側」希望と書いておくとより良い席になる可能性が高まると思います。
また、帝国ホテル東京は建て替え計画が進行中で、現在の3代目本館の営業も2030年までになります。クリスマスシーズンをインペリアルラウンジアクアで過ごせるのもあとわずかです。伝統の帝国ホテルのクリスマス、ぜひ体験してみて下さい。
ホテル椿山荘東京「ル・ジャルダン」
【住所】東京都文京区関口2丁目10−8
【電話】03-3943-5489
【開催】例年11月ごろ開催
【制限時間】2時間 ※ラストオーダー終了30分前
【利用人数】2名〜4名
【予約】公式HP、O Zモール、一休など


【東京】シャングリ・ラ ホテル 東京 「ザ・ロビーラウンジ」
王道のアフタヌーンティーを体験するなら、シャングリ・ラ ホテル東京の28階「ザ・ロビーラウンジ」もおすすめです。ツリーの飾り付けはお手本にしたいくらい。飾りがたくさん使用しており、キラキラしていて眺めているだけで、楽しい気分になりました。

館内にはクリスマスシーズンを舞台にしたバレエ作品で有名な「くるみ割り人形」もたくさん飾ってあるので、ぜひ探してみて下さい!

椿山荘が「緑あふれる癒し」、帝国ホテルが「伝統と格式」を象徴する一方で、シャングリ・ラは「女性らしい可愛さ」で独自の魅力を放っています。
王道のイギリス式3段スタンドに並ぶのは、サンタやトナカイ、くるみ割り人形など、遊び心あふれるクリスマススイーツ。トリュフやフォアグラといった高級食材を使ったセイボリーは、直球で分かりやすい美味しさです。

3段スタンドの一番下の段には布に包まれたスコーン、紅茶は優雅なシルバーポットでの提供なところが正統派アフタヌーンティー好きにはたまらないですね。

昔ながらの高級でロマンチックなクリスマスを体験したい方には、ぴったりのアフタヌーンティーです。スコーンが3種類あるのも嬉しいポイントですね。
予約の難易度は普通。日にちや時間を選ばなければ、比較的予約は取りやすいです。
シャングリ・ラホテル『ザ・ロビーラウンジ』店舗情報
【住所】東京都千代田区丸の内1丁目8−3 丸の内トラストタワー 本館
【電話】03-6739-7888
【開催】例年12月ごろ開催
【価格目安】約9,800円〜
【時間制限】2時間制
【利用人数】1名〜4名
【予約】公式、OZモール、一休など

【銀座】マリアージュフレール銀座松屋通り店
1854年創業のフランスの老舗高級紅茶ブランド『マリアージュフレール』。デイリーユースのリプトンやトワイニングとは真逆の「フランス流紅茶芸術」を体現する、こだわりのテイーブランドです。
お茶を使用したフレンチが楽しめるマリアージュフレールのサロン・ド・テは日本に4店舗あり、その中のマリアージュフレール銀座松屋通り店では、期間限定で特別なノエルアフタヌーンティーを楽しむことが出来ます。
毎年ではないものの、開催されれば即申し込みたいとっておきの企画です。
提供されるのは、コヴェントガーデン店と同様の、輝くシルバーの3段スタンド。その美しい姿は、特別なクリスマスをより一層引き立ててくれます。

全てのティーフーズにマリアージュフレールの紅茶やお茶を使用しています。複雑で奥行きのある味わいで、また見た目も非常に美しいです。

飲み放題の内容も圧巻で、100種類以上のティーリストからお好きな紅茶&お茶を選べます。
現在でこそ、クリスマスシーズンにクリスマスという名前の紅茶が発売されますが、マリアージュフレールが「ノエル」という紅茶発売したのは1980年代。当時は、非常に斬新な試みでした。今も毎年、クリスマスティーの新作が販売され、それも飲み放題に含まれるのも嬉しいところ。この機会に、マリアージュフレールのクリスマスティーを色々試してみたいですね。
グラスで味わうアイスティーも格別です。緑茶ベースのグリーン、ルイボスのレッドでクリスマスカラーのアイスティーで乾杯もおすすめです。

賑わう銀座の街を眺めつつのアフタヌーンティーはクリスマス気分が最高に盛り上がります。
予約はWEBからは出来ない上、熱心なファンが多いので少し取りずらいと言えます。事前情報は、公式HPのチェックやLINEのお友だち登録をしておくと取得できます。あとは、お店の方にマメに聞いてみるのも良い方法です。
マリアージュフレールのクリスマスアフタヌーンティー
【住所】東京都中央区銀座4丁目6−1 三和ビル 2F
【電話】03-3564-1854
【開催】例年12月ごろ開催
【価格】1名 12,100円 税込み 2名以上11,000円(消費税込み)
※追加料金1760円でティーモクテルも注文可能
【制限時間】2時間 ※席の利用は2時間。ラストオーダー終了30分前。
【予約】電話のみ


【麻布十番】ジュリスティールーム
ジュリスティールームスは2008年に英国紅茶協会の『TOP TEA PLACE』を受賞したこともある、本場イギリスの紅茶文化を体現するティールームです。
以前はイギリスのコッツウォルズにありましたが、現在は移転をして麻布十番で営業をしています。まだ「ヌン活」という言葉が一般的ではなかった時代から、本格的な英国式アフタヌーンティーを販売し、アフタヌーンティー文化の普及に大きく貢献してきました。
ジュリスの店内はアットホームな雰囲気に包まれていて、リラックスしてティータイムを楽しむことが出来ます。クリスマスシーズンにはリボンで飾り付けられた素敵なツリーも登場します。

ジュリスではシルバーの三段スタンドとポットティーで本格的な英国式アフタヌーンティーを体験することが出来ます!

実はジュリスには「クリスマスアフタヌーンティー」というプランはありませんが、季節ごとに変わるメニューでイギリスのクリスマスや冬を存分に感じることができます。

ラム酒にじっくり漬け込んだフルーツケーキや、熱々のスティッキートフィープディングなど、本場イギリスの冬のティータイムを彩る、伝統的なスイーツをいただくことができます。
ジュリスで提供される紅茶は、イギリスの陶芸の街ストーク・オン・トレントで1851年に創業した窯元「バーレイ(Burleigh)」のポットでサーブされます。

近年日本でも人気が高まり、万博のイギリスパビリオンでも使用されたバーレイ。ジュリスはコッツウォルズ時代から、ブランドの象徴である美しいブルーのティーセットを採用しています。
ジュリスにはすでに絶版になった希少な柄も存在するため、バーレイファンも必見です。伝統ある器でいただく紅茶は、格別の美味しさです。
クリスマスシーズンは予約がベターです○
WEBシステムが導入されてからかなり予約が取りやすくなったので、前に取れなかった方もぜひ再チャレンジしてみて下さい!

まとめ
本記事では、イギリスやヨーロッパの伝統文化を感じられる、本物志向のアフタヌーンティーをご紹介しました。
- ホテル椿山荘東京: 緑あふれる庭園と、歴史に裏打ちされた本格スコーンで、心安らぐクリスマスを。
- 帝国ホテル東京: 日本を代表する老舗の伝統と格式が織りなす空間で、クラシカルなクリスマスを。
- シャングリ・ラ ホテル東京: 昔ながらの高級食材と遊び心あふれるスイーツで、心ときめくクリスマスを。
- マリアージュフレール: フランス流紅茶芸術を体現する、洗練されたノエルアフタヌーンティーで、格別のクリスマスを。
- ジュリス ティールーム: 英国の歴史ある器でいただく、本場のクリスマススイーツで、心温まるクリスマスを。
今年のクリスマスは、「本物」にこだわったアフタヌーンティーで、大切な人と忘れられない時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

