秋のアフタヌーンティー特集
afternoon tea

【2025年秋限定】マリアージュフレール銀座松屋通り店のフルムーンパーティーアフタヌーンティー体験記!月の紅茶プレーンルヌなど8銘柄を飲んだ感想

lemon

この秋も、マリフレファンお待ちかねの「フルムーンパーティーアフタヌーンティー」が、2023年、2024年に続き今年も開催されました。

秋のテーマティーである「フルムーンパーティー」はもちろん、フリーフローでは「ミッドナイトマジック」や「プルーンヌル」など、この季節に飲みたい銘柄を心ゆくまで堪能してきました。

3年以上通ったマニアが選ぶマリアージュフレールの秋アフタヌーンティーの全貌が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

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マリアージュフレール銀座松屋通り店へのアクセス

マリアージュフレール銀座松屋通り店の店舗外観。2階の窓に「MARIAGE FRÈRES」のロゴが見える。店舗前には苔むした街路樹があり、木の葉がわずかに紅葉している。
【マリアージュフレール銀座松屋通り店】
東京都中央区銀座4-6-1 銀座松屋通り 銀座三和ビル 2F

銀座にはマリアージュフレールのカフェが「銀座本店」と「銀座松屋通り店」の2店舗ありますが、今回アフタヌーンティーを体験いただくのは「銀座松屋通り店」です。
最寄駅は東京メトロ銀座駅(A12出口)となります。

銀座松屋通り店の詳細なアクセス、営業時間、その他のアフタヌーンティー情報は、【決定版】まとめ記事をご覧ください。

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マリアージュフレール銀座松屋通り店 〜店内の様子〜

10月下旬、マリアージュフレール銀座松屋通り店では、冬の新商品が多数登場していました。冬限定のチョコレートの入荷も始まっており、ノエルのテーマ銘柄が目立つ場所に華やかに飾られていました。

そして、今年も「アドベント カレンダー ノエル ロワイヤル」の販売が2025年10月20日〜12月10日の期間限定で開始されます。毎年テーマが変わるこのカレンダーは、見逃せませんね。

また、紅茶好き垂涎のマロングラッセ(1個¥1,000以上)も販売されていました。その高価さゆえにまだ試せていませんが、いつか必ず試したい憧れの逸品です。

お茶の量り売りコーナーを除いた後は、同じ階にあるサロン・ド・テへ向かいます。今回ご案内いただいたのはこちらのお席。

マリアージュフレール銀座松屋通り店の窓際席。窓の外には紅葉が始まった街路樹と銀座松屋通りが見える。テーブルには白いリネンとアフタヌーンティーの準備が整っている。

窓の外には、ほんのりと色づき始めた銀座松屋通りの街路樹が広がります。この美しい秋景色を眺めながらのアフタヌーンティーは格別ですね。

テーブルに置かれた格調高いメニューに創業者アンリ・マリアージュの言葉が記されておりブランドの美学を感じます。

マリアージュフレール銀座松屋通り店のアフタヌーンティー「フルムーンパーティー」のメニュー表。中央にテーマ名、下部には2025年10月11日から11月9日までの開催期間が記載されている。
開催期間は2025年10月11日〜11月9日。今回は「アミューズブーシュ」から始まる、マリアージュフレールならではの構成となっており、その内容への期待が膨らみます。

2025年マリアージュフレール銀座松屋通り店「AFTERNOON TEA – FULL MOON PARTY」基本情報

マリアージュフレール銀座松屋通り店で提供された、2025年秋の「フルムーンパーティーアフタヌーンティー」の三段スタンド全体像。鮮やかな赤色を基調としたセイボリーとスコーンが盛り付けられ、手前にはティーモクテルと紅茶のカップが置かれている。背景には秋の街路樹が見える。
2025年秋「フルムーンパーティーアフタヌーンティー」

赤色を基調としたセイボリーとスコーンが並び、その美しい彩りに心が躍ります。上段と下段はセイボリー、中段には季節限定のスコーン。(1名だと全て一緒に登場します)この後スイーツも登場します。

2025年『AFTERNOON TEA – FULL MOON PARTY』

【場所】 マリアージュフレール銀座松屋通り店

【期間】 2025年10月11日 ~ 11月9日期間中、土曜日、日曜日、祝日のみの限定開催。※要予約

【価格】 1名 12,650円 税込み  2名以上11,550円 (消費税込み)

※追加料金 1,760円 でノンアルコールティーカクテルも注文可能

【営業時間】三部制:第一部 12:00~、第二部 13:00~、第三部 14:00~

【制限時間】2時間 ※席の利用は2時間。ラストオーダー終了30分前。

 ※ティーリスト約100銘柄以上から選べる。(1,650円以上の銘柄は差額が発生) 

【予約方法】電話のみ

【公式HP】マリアージュフレール銀座松屋通り店

アフタヌーンティーを彩るオプションドリンク

マリアージュフレール銀座松屋通り店の25年秋「フルムーンパーティーアフタヌーンティー」で提供された、赤色の「ルージュメティス」をベースにしたティーモクテル。窓の外には秋の街路樹が見える。
2025年秋限定ティーモクテル。ルイボスベース「ルージュメティス」

過去2年間(2023年、2024年)はルイボスベースの「フルムーンパーティー」がモクテルとして提供されていましたが、今年はルイボスティー「ルージュメティス」がベースとなり、テーマが変化していました。

この「ルージュメティス」は、柑橘、ラベンダー、ローズ、赤い実のフルーツ、ブルボンバニラといった複雑な香りがブレンドされた銘柄です。さらに、これをフランボワーズのピューレで割り、炭酸を加えることで、マリフレらしい複雑さと華やかさが最大限に引き出されていました。

鮮やかな赤い水色は、窓越しに見える街路樹のハナミズキの赤色と見事に重なり合います。この絶妙な色の調和が、秋らしい特別な彩りをティータイムに添えてくれました。

【全メニュー徹底解説】 季節限定スコーンや限定スイーツの詳細

実りの秋、月をイメージした魅惑のセイボリー

マリアージュフレール銀座松屋通り店のアフタヌーンティー「フルムーンパーティー」のセイボリー四種。月をイメージした丸いタルトや、きのこ、鹿肉などのフレンチらしい秋の食材が美しく盛り付けられている。
「実りの秋」と「フルムーン(月)」をイメージしたティーフーズが並びます。月を表現したような丸いタルト、そしてフレンチらしくきのこや鹿肉といった秋の食材が贅沢に使用されていました。
お茶を使ったセイヴォリー
  • ヒラメとセロリラブのブランダード 太陽の恵みを受けた白茶「オトンヌ・ブラン」とトマトクラリフィエのジュレ
  • 紅茶「ルージュ ドトンヌ」を纏った鹿と栗のラグー ビーツとドライフィグ、カシスの華やかなメランジェとともに
  • 官能的な緑茶「ノクターン オリエンタル」香るキノコのヴルーテ 白亜の邸宅に舞い降りたバラの花摘み
  • 帆立のソテーとポティロンのフラン 詩情あふれるルイボスティー”ルージュ プレーン ルヌ”の香り
マリアージュフレールのアフタヌーンティーのセイボリー、「ヒラメとセロリラブのブランダード」のアップ。白茶「オトンヌ・ブラン」香る透明なジュレの上にブランダードが乗せられ、揚げレンコンとザクロが飾られた、月をイメージした一品。
ヒラメとセロリラブのブランダードは、タラをペーストにしたマッシュポテトのようなブランダードに、白茶「オトンヌ・ブラン」香る透明なジュレを合わせたフランスのお魚料理。

透明なジュレが「水面」、トッピングの揚げレンコンが「満月」を表現。収穫の季節の月ハーベストムーンをイメージした、シェフの美意識が凝縮された逸品、奥深い味わいと造形に深く感動しました!

マリアージュフレールのアフタヌーンティー「フルムーンパーティー」のセイボリー、「ルージュ ドトンヌを纏った鹿と栗のラグー」。サクサクのパイ生地の上に、ビーツとドライフィグが混ざった赤紫色のラグーが盛り付けられている。
紅茶「ルージュ ドトンヌ」を纏った鹿と栗のラグー ビーツとドライフィグ、カシスの華やかなメランジェとともに

フレンチらしい秋の味覚を堪能。鹿肉初挑戦でしたが、お肉感は控えめで、ビーツや栗のメランジェが纏うフルーティーで華やかな味わいが際立っていました。

紅茶「ミッドナイトマジック」とペアリングしたところ、互いの風味が引き立ち、格別の美味しさでした!

マリアージュフレールのアフタヌーンティー「フルムーンパーティー」のセイボリー、「ノクターン オリエンタル香るキノコのヴルーテ」。白いカップに入ったキノコ風味のヴルーテの上には、赤いバラの花びらとナッツが飾られている。
、ノクターン オリエンタル香るキノコのヴルーテ

2種類の旬のキノコ白まいたけとマッシュルームを使用したヴルーテ。きのこの芳醇な旨みが凝縮され、さらに「ノクターン オリエンタル」のベルガモットの爽やかさとジンジャーのスパイシーで華やかな香りが広がる逸品でした。
とろりとしたヴルーテの滑らかな舌触りの中に、カリッとしたナッツのアクセントが絶妙で、歯触りまで計算し尽くされた味わいに感動しました。

マリアージュフレールのアフタヌーンティーのセイボリー、「帆立のソテーとポティロンのフラン」。満月をイメージした黄色のフランの上に、ソテーした帆立とりんごが美しく盛り付けられている。
帆立のソテーとポティロンのフラン 詩情あふれるルイボスティー”ルージュ プレーン ルヌ”の香り

「黄色い満月」をイメージした、これまた美しい逸品。ポティロンとはかぼちゃのこと、フランはフランス版茶碗蒸しのようなお料理に、ソテーした帆立とりんごが添えられています。帆立の旨み、りんごの心地よい歯触り、かぼちゃのふっくらした甘みが絡み合う、奥深い味わいです。使用されているのは、満月をイメージしたルイボスティー「ルージュ プレーン ルヌ」。ペアリングのお茶は緑茶や白茶でフルーティーな感じのものが相性良いと思います。

紅茶を使用した絶品のスコーン

マリアージュフレールのアフタヌーンティーで提供されたスコーンプレート全体像。定番のプレーンスコーン「スコーンパリジャン」と、限定のピンク色の「ポム ドュ デジール」とリンゴのスコーンが計4個盛られ、中央にマルコポーロジャムが添えられている。
スコーン
  • スコーンパリジャン
  • 紅茶”ポム ドュ デジール”と果実溢れるリンゴのスコーン
  • マルコポーロのジャム/バター
マリアージュフレールのアフタヌーンティーで提供された、丸く焼き上げられた定番スコーン「スコーンパリジャン」。表面はつややかな焼き色で、中はふっくらとした印象。
スコーンパリジャン

パリ、そしてロンドンでも愛される、マリアージュフレールの定番スコーン。

外はサックリ、中はしっとりとした伝統的な食感です。ブラックティーにもフルーティーなフレーバードティーとも、ペアリングで表情が変わります。

マリアージュフレール銀座松屋通り店限定、ピンク色の紅茶「ポム ドュ デジール」とリンゴのスコーン。スコーンの中には赤い果肉がたっぷりと練り込まれている。
紅茶”ポム ドュ デジール”と果実溢れるリンゴのスコーン

このピンク色の見た目が一際目を引くスコーンは、りんごの果肉が溢れ、まさに実りの秋を象徴するデザインです。銀座松屋通り店のアフタヌーンティーでしかいただけない、この季節限定です。

マルコポーロのジャムを塗っていただくと、多層的で複雑な味わいのハーモニーが口いっぱいに広がり、「これは一体…!?」と驚くほどの華やかさでした。

ギャルソンおすすめのペアリングは、あえてシンプルに「マタン ダフリック」。バニラが香るのに味わいはスッキリとしており、複雑なスコーンとの全体のバランスを絶妙に整えてくれることに驚きました。

お月見や秋の世界観を表現した誘惑スイーツ

マリアージュフレール「フルムーンパーティー」のスイーツプレート。黒い円形のムースは満月、白いタルトはお月見うさぎ、洋梨型マカロン、赤い木の葉形チップが飾られた焼き芋、の四種類が美しく盛り付けられている。
セイボリーとスコーンを楽しんだ後、満を持して登場するスイーツプレート。
美しすぎる秋の彩りに、わっと歓声が上がるほどの完成度でした。
お茶を使ったスウィート
  • 緑茶フルムーンパーティーのタルト 観月の宴
  • 月夜のフルムーン ケーキ オ テ”プルーン ルヌ”満月の荘厳な輝き
  • ルイボスティー ”オトンヌ・ローズ”のマカロン 深まる秋 自然の生命力を感じて
  • ”スモーキーナラ”の香り立ち昇るトロンプ ルイユ 郷愁の紅葉狩りに見立てて
マリアージュフレール「フルムーンパーティー」のスイーツ、「緑茶フルムーンパーティーのタルト 観月の宴」。白いクリームのドーム状タルトのてっぺんにお月見うさぎを模した白いチョコレートが飾られ、銀箔が添えられている。

【観月の宴】緑茶フルムーンパーティーのタルト
満月をイメージした愛らしい見た目のタルトです。てっぺんには、お月見のテーマに合わせた「お月見うさぎ」がちょこんと乗っています。
緑茶フルムーンパーティーのタルト 観月の宴

このタルトは、緑茶「フルムーンパーティー」を使用しており、中には甘酸っぱいアプリコットが月のようにもっちり隠れています。
見た目の可愛らしさだけでなく、緑茶「フルムーンパーティー」のアーモンドやスパイスとアプリコットが織りなす繊細な香りが、まさに「観月の宴」という名前にふさわしい、穏やかで上品な甘さを届けてくれました。

【月夜のフルムーン ケーキ オ テ”プルーン ルヌ” 満月の荘厳な輝き】

2023年以来再登場した、夜空に浮かぶ満月をイメージしたチーズケーキです。

外側は紅茶「プルーン ルヌ」を纏ったビロードのようなムース。その中には、金柑のコンフィチュールが「月の光」のように隠れています。

甘やかで、まるで夢の中にいるような多幸感あふれる味わい。これは、アーモンド、ハチミツ、珍しいスパイスがブレンドされた「プルーン ルヌ」の香りが、チーズケーキ全体に高貴な深みを与えているからでしょう。夜の静寂と、満月の明るさが表現された芸術的な逸品です。

マリアージュフレール「フルムーンパーティー」のスイーツ、ルイボスティー「オトンヌ・ローズ」のマカロン。薄緑色と白色の洋梨の形をしており、チョコレートの軸が飾られた、凝ったデザインのマカロン。
ルイボスティー ”オトンヌ・ローズ”のマカロン 深まる秋 自然の生命力を感じて

マリアージュフレールのアフタヌーンティーには欠かせないマカロン。今回は、その凝ったデザインを見た瞬間、思わず笑顔になってしまいました。

このマカロンは、西洋かりんのルイボスティー「オトンヌ・ローズ」がベースとなっており、中にはかりんのフルーツゼリーが隠されています。マカロン生地のサクッとした食感と、中のゼリーの柔らかさのコントラストが楽しいです。

【”スモーキーナラ”の香り立ち昇るトロンプ ルイユ 〜郷愁の紅葉狩りに見立てて〜】

見た目は可愛らしい紅葉ですが、なんと中には「焼き芋」が隠れています!

このトロンプ・ルイユ(だまし絵)の正体は、燻製紅茶「スモーキーナラ」を使用した塩キャラメルのホワイトチョコレートコーティング。燻製の香りで焼き芋を表現するという、この素敵なセンスには脱帽です!ギャルソンも絶賛の渾身の力作です。


このトロンプ・ルイユに合うのは、ノンフレーバーでほんのりキャラメル感のある「ブラックシルク」。複雑な燻製・塩キャラメル・焼き芋の風味を邪魔せず、全体のバランスを最高に整えてくれました。

マリアージュフレール銀座松屋通り店:2時間制ティーフリーフローのルールとマナー

ティーフリーフローのルール
  • 2時間制ティーフリーフロー(1時間30分がラストオーダーとなります)
  • 紅茶の種類は100種類以上
  • 差額1,650円以上は差額が発生
  • ホットはポット、アイスはグラス
  • ポットはマリアージュフレールの代表作「アール・デコ」
  • ポット・グラスを飲み切ってから次の注文をする
  • ティーメニューは持ち帰り不可。代わりに「マイフレンチティーリスト」という紅茶の記録ようのメモがもらえるので、こちらに銘柄を記入しておく。写真は撮影可能
「MARIAGE FRÈRES」のロゴが入った白いメモ用紙。REF.、FRENCH TEA、MEMOの欄があり、紅茶の記録ができるようになっている。隣には鉛筆が置かれている。
ティーメニューは持ち帰り不可。代わりに「マイフレンチティーリスト」という紅茶の記録ようのメモがもらえるので、こちらに銘柄を記入しておく
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”フルムーンパーティーアフタヌーンティー”で実際に飲んだお茶と紅茶7種類を紹介

1、マルコポーロスブリムアイスティー

マルコポーロスブリム(アイス)
マルコポーロスブリム(アイス)

マリアージュフレールの代表的なフレーバードティー「マルコポーロ」に至高と言う意味の”スブリム”を冠した紅茶。

ホットは甘い香りだちが素晴らしいのですが、アイスは水色がこれまた美しいです。

フルーティーでバニラのうっとりする華やかな香りのマルコポーロ系のお茶は、今回の秋のアフタヌーンティーにぴったりのセレクトです。

2、ミッドナイトマジック

マリアージュフレールのティーカップに入った、赤褐色の紅茶「ミッドナイトマジック」。黒茶ベースにサフラワー(紅花)の花びらが散りばめられ、フルーティーで甘いキャンディのような香りがする。
ミッドナイトマジック

ハロウィンの「トリック・オア・トリート」にインスパイアされた、キャンディ(ボンボン)を思わせる、楽しくて魅惑的な紅茶です。

琥珀の輝きを持つ濃い赤みの水色は、見た目にも美味しそう。この紅茶は、ブラックティーにサフラワーの花びらが散りばめ、キャンディのようにフルーティーで甘酸っぱい、繊細で奥深いフレーバーが特徴です。

3、プルーンヌル

マリアージュフレールの白いティーカップに注がれた、艶やかな赤褐色の紅茶「プレーン ルヌ」。満月をテーマにした黒茶で、アーモンド、ハチミツ、希少なスパイスがブレンドされた甘く複雑な味わいが特徴。
プルーンヌル(紅茶)

ブラックティーをベースに、ヘーゼルナッツ、アーモンド、シナモン、クローブといった秋の深まりを感じさせる豊かなスパイスとナッツの香りがブレンドされた、非常に甘やかで複雑な味わいを持っています。艶やかな水色は目にも美しく、満月のテーマにふさわしい複雑で奥深い甘さが特徴です。

4、マタン ダフリック

マリアージュフレールのティーカップに入った、赤褐色の紅茶「マタン ダフリック」。水色は濃いが、口当たりは軽いキリマンジャロベースのブレックファーストティー。
マタン ダフリック

スコーンにペアリングする紅茶におすすめされたのがこちらのマタンダブリックです。

この紅茶は、アフリカのキリマンジャロ紅茶をベースにしています。ブレックファーストティーのカテゴリーに属し、香りは甘く心地よいバニラ。

しかし、見た目の濃い水色の印象とは裏腹に、飲み口は驚くほど軽やかで、後味がすっきりとしています。そのため、甘く複雑なスコーンの豊かな風味を邪魔することなく、むしろ口の中をリセットし、全体のバランスを絶妙に整えてくれました。

5、ブラックシルク

マリアージュフレールの白いティーカップに注がれた、濃い赤褐色の紅茶「ブラックシルク」。雲南の茶葉をベースにしたノンフレーバーティーで、キャラメルを思わせる風味がある。
ブラックシルク

ブラックシルクはノンフレーバーで、キャラメルっぽいテイストです。水色が濃く、紅茶自体にしっかりとしたコクがあります。茶葉自体が持つ天然のキャラメルやを思わせる甘いアロマを帯びており、この香りがスイーツの砂糖や焼き菓子の香ばしさと相性抜群です。

6、1854

マリアージュフレールの白いティーカップに注がれた、赤茶色の紅茶「1854」。ジャスミンとアールグレイが香る爽やかなブレンドティーで、ブラックシルクよりも淡い水色。
創業の年を記念した銘柄「1854」

濃厚な「ブラックシルク」でスイーツとのマリアージュを楽しんだ後、ギャルソンがおすすめしてくださったのが、こちらの銘柄「1854」です。

これはマリアージュフレールの創業の年を記念した銘柄であり、ジャスミンとアールグレイの爽やかなアロマが特徴です。淡い水色と相まって、濃厚なスイーツプレートを楽しんだ後の口内を、優しく爽やかにリセットしてくれます。

今回のスイーツは、濃厚なクリームとフルーツの酸味が共存しているため、この「1854」の持つ爽やかでクリアな味わいが複雑なスイーツと非常に相性が良く、最後の最後まで最高のティータイムを演出してくれました。

7、フルムーンパーティー(緑茶)アイスティー

満月をテーマにしたもう一つの銘柄。フルムーン パーティー(緑茶)をアイスティーでオーダーしました。

緑茶ベースで、スパイスとアーモンドが香る甘さのあるフレーバーが特徴です。ホットで味わうと、その甘やかさが濃厚に感じられますが、アイスにすることで緑茶の持つ渋みが際立ち、キレのある後味へと変化します。

濃厚なスイーツやフードの後にいただくことで、口内をリフレッシュし、緑茶らしい爽やかな余韻を楽しむことができました。ホットとアイスで表情が変わる、二面性が魅力的な一杯です。

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マリアージュフレール銀座松屋通り店 店舗情報

マリアージュフレール銀座松屋通り店 店舗情報

【住所】東京都中央区銀座4丁目6−1 三和ビル 2F

【電話】03-3564-1854

【最寄駅からのアクセス】東京メトロ銀座駅

【営業時間】

お茶の量り売り 11時00分~20時00分
サロン ド テ  11時30分~20時00分

【定休日】無休

【公式HP】マリアージュフレール銀座松屋通り店

まとめ マリアージュフレール銀座松屋通り店で至福のティータイムを

今回の「アフタヌーンティー “フルムーン パーティー”」は、四季折々の日本の情緒とフレンチの紅茶芸術の“奇跡的な融合”でした!

ギャルソンの方からも「シェフ渾身の力作」について熱く聞かせていただきましたが、一つ一つのアイテムが見た目と味の両面で大幅にパワーアップしており、長年のファンとしても非常に満足度の高い構成でした。

この日のハイライトは、なんと言っても「”スモーキーナラ”の香り立ち昇るトロンプ ルイユ 郷愁の紅葉狩りに見立てて」でした。まさか、燻製紅茶で焼き芋を表現するなんて!

忘れられないインパクトがありました。

銀座松屋通り店では、冬のアフタヌーンティーの企画が進行中とのこと!

12月末から1月上旬の開催予定ということで、次はどんな「フレンチと日本の奇跡的な融合」を体験させてくれるのか、今から待ちきれません。

皆様も紅茶の美味しいアフタヌーンティーでとびきりの時間をお過ごしください!

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ミス・レモン
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幼い頃、ディケンズの『クリスマス・カロル』で描かれるクリスマスプディングやミンスパイといった英国菓子の描写に強く憧れていました。絵本の中だけの存在だと思っていたそれらが、紅茶教室で「実在する!」と知った時の深い感動こそが、私のアフタヌーンティー探求の原点です。

紅茶教室では紅茶の産地別の特徴や、ペアリング術、洋食器の知識、そしてアフタヌーンティーの歴史まで深く学び、今では、一口飲めばそのお店の紅茶が基本に忠実かどうかわかるほど。さらに英国菓子教室でも知見を広げ、2018年からは毎年欠かさず英国展へ足を運び、多様なスコーンや英国菓子の世界に触れる喜びに浸っています。

これまでに国内のホテルや紅茶専門店で100回以上のアフタヌーンティーを体験してきました。一度訪れたお店でも、変化や進化を捉えるために継続的に足を運び、その「解像度」を深めることを大切にしています。さらに、アフタヌーンティー体験をホテル業界全体の経営戦略という幅広い視点からも観察することで、他にはない多角的な視点と深い洞察で情報を発信しています。

アフタヌーンティーは、日常のストレスから離れ、素晴らしい体験を通じて美意識を磨き、人生を豊かにしてくれる最高の時間だと信じています。最高の非日常を求める皆様にとって、このブログが信頼できる「決定版」ガイドとなることを願っています。
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