コスパ最強アフタヌーンティー
afternoon tea

【ホテル椿山荘東京】宿泊者限定プレミアムアフタヌーンティーでご褒美ステイを満喫!紅茶好き必見のフォートナム&メイソン飲み放題徹底ガイド

ホテル椿山荘東京のパゴダルームで提供されるプレミアムアフタヌーンティー。三段重ねのティースタンドには、彩り豊かなスイーツとセイボリーが並び、手前にはヘレンドのアポニーグリーンと思われるティーカップに入った紅茶が置かれている。窓の外には、緑豊かな日本庭園と、その向こうに広がる東京都心のビル群が見渡せる。
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ホテル椿山荘東京で、特別なアフタヌーンティーをしてみたいと思いませんか?

実は私、この3年間、ホテル椿山荘東京の「ル・ジャルダン」アフタヌーンティー全プランに通い続けてきました。 今回、ずっと気になっていた宿泊者限定のプレミアムアフタヌーンティーへついに行って来ました!

「宿泊者限定」は通常のル・ジャルダンとは何が違うのか、実際の雰囲気、紅茶やフードのクオリティなど、色々と気になりますよね。このブログでは、長年の体験と紅茶マニアとしての視点を活かし、実際にこの身で体験したからこそ分かる、その細かな魅力と楽しみ方を詳しくお伝えします。

ここでしか味わえない「トリュフスコーン」や、英国女王が愛した「ヘレンド」のティーセット、フォートナム&メイソンの紅茶が2時間飲み放題、さらには「スコーンの客室持ち帰りOK」といった独自の情報も交えながら、あなたがこの特別なティータイムを最大限に満喫するためのヒントが満載です。

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Contents
  1. プレミアムアフタヌーンティーはどうしたら体験できるのか?宿泊プランの基本情報
  2. 本日のアフタヌーンティーの会場パゴダルーム:三重塔を望む絶景とその歴史
  3. プレミアムアフタヌーンティー魅惑のメニューを徹底解説
  4. 英国王室御用達ブランドのフォートナム&メイソンの紅茶を2時間制お好きなだけ
  5. フォートナム&メイソンの紅茶 全5種類を飲み比べ
  6. 他にも楽しめる!厳選された紅茶・ドリンクラインナップ
  7. 嬉しい特典!スコーンの客室持ち帰りサービス
  8. ≪朝食付き≫Premium アフタヌーンティーステイ 詳細情報
  9. 「ル・ジャルダン」と「宿泊者限定プレミアム」アフタヌーンティー徹底比較
  10. 店舗情報
  11. まとめ:パゴダルームのアフタヌーンティーで最高の非日常体験を
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プレミアムアフタヌーンティーはどうしたら体験できるのか?宿泊プランの基本情報

代替テキスト: ホテル椿山荘東京のパゴダルームの窓際席で、三重塔と庭園を望む絶景。ヘレンドのティーセットで提供されたプレミアムアフタヌーンティー。三段スタンドには色とりどりのスイーツとセイボリーが並び、手前にはスコーンと紅茶が置かれている。

プレミアムアフタヌーンティーは宿泊者限定です。宿泊のオプションまたは、アフタヌーンティー付きステイプランで予約できます。

今回私が宿泊と共に楽しんだのが、「プレミアムアフタヌーンティーステイ」プランです。 このプランは、ホテルでの快適な宿泊と、今回ご紹介する特別なプレミアムアフタヌーンティーがセットになっており、最高の「ご褒美体験」を一度に叶えられるのが最大の魅力です。

わざわざアフタヌーンティーだけを別に予約する手間もなく、チェックインからチェックアウトまで優雅な時間をスムーズに過ごせました。

プレミアムアフタヌーンティーステイのWEB予約は公式、OZモール、一休からできます。

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(参考)プレミアムアフタヌーンティー単体での基本情報

※完全予約制(3日前まで)

12:00~14:00 / 15:30~17:30
月~木    お一人様 12,000円
金・土・日・祝・祝前日  お一人様 13,000円
※料金は消費税を含みますが、別途サービス料(15%)を申し受けます。

ご予約・お問い合わせ
宿泊予約:03-3943-0996(9:00~20:00)

本日のアフタヌーンティーの会場パゴダルーム:三重塔を望む絶景とその歴史

特別なティータイムの舞台「パゴダルーム」とは

エレベーターを降り、ホテル椿山荘東京の12階に到着すると、すぐに目の前に現れるのが「パゴダルーム」の入り口です。まずは、客室にご案内いただき、それから改めてパゴダルームへ向かいます。

パゴダルームの入り口では、スタッフの女性が待っていて下さいました。平日のこの日は私たちしか利用者がいなかったようで、名前を言う前に「〇〇さま」とお声がけして下さいました。

一歩その中へ足を踏み入れた瞬間、私は思わず息をのみました。目に飛び込んできたのは、壁一面に美しく飾られたフォートナム&メイソンの紅茶缶や魅力的なグッズの数々。

ティーポットやハンパー、そのディスプレイに、私の心はもうときめきっぱなし!ブランドのロゴ入りティーポットまで飾ってあって、紅茶好きにはたまらなかったです。

飾り棚にフォートナム&メイソンのブランドのロゴ入りティーポットが飾ってあってある

パゴダルームは3つの部屋に分かれているのですが、ご案内いただいたのは真ん中のお部屋のソファ席です。窓に向かってゆったりと配置されたソファ席です。

ホテル椿山荘東京 パゴダルームのソファ席からの眺め。緑豊かな庭園と遠くに見える都市の景色。

目の前には一面の緑が広がり、遠くには都会のビル群も望めます。まるで絵画のようなコントラストが、特別なティータイムへの期待感を一層高めてくれます。

ホテルスタッフが語る!パゴダルームで提供が始まった「真相」

パゴダルームのインテリア。窓から自然光が差し込む明るい室内には、柄物の布張りの肘掛け椅子と木製のローテーブル、奥には木製のキャビネットが配置されている。壁はベージュ系の落ち着いた色調で、額装された絵画が飾られている。部屋全体は上品で居心地の良い印象を与える。

パゴダルームでのアフタヌーンティーは、ホテルスタッフの方のお話によると、2024年8月5日にスタートしたばかりなのだとか。

以前は、スイートルームの宿泊者専用のチェックインラウンジとして使われていたそうです。しかし、その機能が4階のエグゼクティブラウンジ「ル・シエル」に移ったことで、この特別なパゴダルームが宿泊者限定のアフタヌーンティーの舞台へと生まれ変わったとのことでした。

個人的な感想ですが、この背景にはホテル椿山荘東京、ひいては藤田観光の、サービス向上の「心意気」を強く感じます。

藤田観光では従業員が新規事業の創造にチャレンジできる『BizNex』というアイディア公募制度を導入しており、まさにそうした企業文化が、空いた空間をただ有効活用するだけでなく、新たな魅力的なサービスとして昇華させたのだと感じました。

息をのむ美しさ!三重塔が見える特別なロケーション

パゴダルームの大きな窓からは、息をのむような美しい日本庭園の景色が、まるで絵画のように広がります。その名の通り、この部屋が『パゴダ(三重塔)ルーム』と名付けられた理由が、窓いっぱいに広がる絶景にあります。

目に飛び込んでくるのは、ホテル椿山荘東京の象徴である歴史ある三重塔です。この三重塔は、東広島の篁山 竹林寺から移築され、今年(2025年)で移転100周年を迎える特別な存在。荘厳な佇まいと、手入れの行き届いた日本庭園が織りなす景観は、都会の中心にいることを忘れさせるほどの静寂と美しさに満ちています。

ホテル椿山荘東京のパゴダルームから望む、深い緑の庭園に佇む歴史ある三重塔。都会の喧騒を忘れさせる、窓いっぱいに広がる贅沢な絶景。

そして、窓の外に広がる景色は三重塔だけではありません。別の角度からは、ホテル5階にある緑豊かなテラスや、ドッグランの様子も望むことができました。

ホテル椿山荘東京パゴダルームの窓から見下ろす、5階テラスとドッグランの様子。ウッドデッキのテラスにはテーブルと椅子が配置され、緑豊かな庭園の中にドッグランの囲いが見える。当日は犬の姿はなかった。

宿泊者限定のこの特別な空間だからこそ味わえる、ここでしか体験できない、極上のティータイムを彩るロケーションの魅力です。

英国女王も愛した輝き!ヘレンドのティーセットでいただく至福

プレミアムアフタヌーンティーの大きな魅力の一つは、その格調高いティーセットにあります。ここでは、ハンガリーの伝統が息づく名窯へレンドのアポニーグリーンが使用されています。緑をテーマカラーにする椿山荘らしいセレクトだと思いました。

へレンドは、ヴィクトリア女王がパリ万博でその輝きを見出しティーセットを発注し、後にエリザベス2世女王も愛用されたことで世界的に有名になりました。繊細な磁器にハンドペイントで描かれた植物柄や金彩の紋様は、見る者を魅了する芸術品です。

「ホテル椿山荘東京パゴダルームのテーブルセッティング。緑の大理石のテーブルクロスの上に、ハンガリーの名窯へレンドのアポニーグリーンのプレートカトラリー、緑色のグラスが美しく配置されている。奥には窓の外の緑が見える。
ホテル椿山荘東京の宿泊者限定プレミアムアフタヌーンティーで提供される、ハンガリーの伝統的な名窯へレンド製アポニーグリーン柄のティーポット。繊細な絵付けと美しいフォルムが、特別なティータイムを彩る象徴的なアイテム。

都内のアフタヌーンティーを100回以上体験してきた私にとっても、このクラスのティーセットに出会えるのは、やはり特別なプランでしかありません。

おそらく、磁器は繊細なので、破損のリスクを考慮すると、限られた場所での提供となるのでしょう。このヘレンドのティーセットでいただく至福の時間は、プレミアムアフタヌーンティーの体験を一層特別なものにしてくれます。

プレミアムアフタヌーンティー魅惑のメニューを徹底解説

高級食材を使用した、こだわりのセイボリー

<セイボリー(下段)>

・オマール海老のショーフロア キャビア添え
・フォアグラテリーヌとパンデピス ルビーポートのジュレ
・神戸ビーフのロースト 本わさび添え
・カニとアボカドのミニグラス
・抹茶のシュー・サレ
・スモークサーモンとカブのカナッペ

オマール海老のショーフロア キャビア添え
オマール海老のショーフロア キャビア添え

透明な小さなグラスに美しく盛り付けられた「オマール海老のショーフロア キャビア添え」は、見た目にも清涼感のある一品です。純白のショーフロアはなめらかで、その上にキャビアや彩り豊かな野菜が飾られています。

スプーンで一口いただくと、ひんやりとしてムースのようにとろけるショーフロアの中から、旨味が凝縮されたオマール海老の身が現れます。日本の海老とは異なる、引き締まった弾力と、磯臭さがなく洗練された海の香りが特徴的です。

トップのキャビアの塩味とプチプチとした食感が、ショーフロアのまろやかさを引き締め、贅沢なアクセントに。ショーフロアがオマール海老の旨味、キャビア、野菜といった様々な要素を優しく包み込み、一口の中で複雑ながらも調和の取れた味わいを創り出していました。

この繊細かつ上品なセイボリーは、プレミアムアフタヌーンティーの質を物語る一皿であり、その緻密な構成に感銘を受けました。

フォアグラテリーヌとパンデピス ルビーポートのジュレ
・フォアグラテリーヌとパンデピス ルビーポートのジュレ

アフタヌーンティーのセイボリーの中でも、特別な存在感を放つ「フォアグラテリーヌとパンデピス ルビーポートのジュレ」。小ぶりながら、その盛り付けからも凝縮された上質感が伝わってきます。

口にすると、なめらかでクリーミーなフォアグラテリーヌの濃厚なコクが広がります。まさに「本物」を感じさせる質の高い味わいです。ほのかにスパイスが香るパンデピスが、テリーヌと異なる食感と香りのアクセントを加え、その上に輝くルビーポートのジュレが、甘みと酸味で全体の味に奥行きを与えていました。

アッサムとセイロンをベースにした芳醇な紅茶「クイーンアン」とのペアリングは、フォアグラのコクと紅茶のコクが重なり合い、互いの魅力を引き出し合う良好な組み合わせでした。ルビーポートのジュレの風味も、この調和に貢献していると感じます。

この一品は、洗練された素材の組み合わせと、バランスの取れた味わいが印象的で、プレミアムアフタヌーンティーならではのこだわりを感じさせるセイボリーでした。

神戸ビーフのロースト 本わさび添え
神戸ビーフのロースト 本わさび添え

フォークを入れると伝わる、極上の柔らかさが印象的な「神戸ビーフのロースト」。

口に運んだ瞬間、舌の上でとろけるような繊細な肉質に驚かされます。「これほどの上質さがあるのか」と感じるほどの、満足度の高い一品です。

噛みしめるたびに溢れ出す、牛肉本来の深い旨味。そこには、職人の技を感じさせる、飾らない肉の旨みが凝縮されています。シンプルに添えられた本わさびの清涼な香りが、上質な脂の甘みを引き立て、味わいを鮮やかに際立たせていました。

一切れの中に凝縮された、とろけるような肉質、芳醇な香り、そして繊細な味わい。それは、五感を通して味わう贅沢な体験であり、プレミアムアフタヌーンティーにふさわしい、質の高いセイボリーです。

カニとアボカドのミニグラス
カニとアボカドのミニグラス

透明なミニグラスに涼しげに盛り付けられた「カニとアボガドのミニグラス」。

新鮮なカニの身と、なめらかなアボカドが層をなし、見た目にも爽やかです。一口いただけば、カニの繊細な甘みとアボカドのまろやかさが広がり、すっきりとした後味。

コクのあるフォートナム&メイソンの紅茶よりも「椿茶」の優しい香りと、このミニグラスの軽やかな味わいが絶妙に調和し、食感も風味も心地よく引き立て合いました。

抹茶のシュー・サレ
抹茶のシュー・サレ

抹茶を練り込んだ淡い緑色のシュー生地に、風味豊かな具材が挟まれた「抹茶のシュー・サレ」。抹茶のほのかな苦味とシュー生地の塩味が織りなす、奥ゆかしい味わいが特徴です。

こちらもホテルオリジナルの「椿茶」との相性が抜群でした。抹茶の持つ和、椿茶の繊細な味わいが共鳴し、互いを高め合うようなペアリングを楽しむことができました。

スモークサーモンとカブのカナッペ
スモークサーモンとカブのカナッペ

焼き目を丁寧につけたパンに、艶やかなピンク色のサーモンのパテと赤いエディブルフラワーが美しく盛られたカナッペ。

スモークサーモンの濃厚な旨味と、カブの繊細な甘みが完璧に調和し、後味を軽やかにする心憎い相性でした。この計算された和と西洋の素材の組み合わせは、まさに椿山荘らしい洗練を感じさせる逸品でした。

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抹茶アフタヌーンティーでも登場した絶品スイーツ

「中段に並ぶスイーツは、ホテル椿山荘3階「ル・ジャルダン」で季節ごとに提供されているアフタヌーンティーのメニューと同じです。

5月6月は抹茶アフタヌーンティーの季節で、ル・ジャルダンの抹茶アフタヌーンティーで好評を博した絶品抹茶スイーツを、このプレミアムアフタヌーンティーでも楽しむことができました。

この抹茶スイーツの詳しい味の感想や、提供された当時の詳細については、2025年 抹茶アフタヌーンティー体験記事で徹底的にご紹介していますので、ぜひご確認ください。

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ここだけの特別感!プレミアムならではの至高スイーツ

<スイーツ(上段)>

・東京雲海クッキーサンド ~バター&レーズン~
・ムースショコラ 季節のソース
・セミドライフルーツのパウンドケーキ

ホテル椿山荘東京の象徴である雲の形をしたクッキーで、その間にふんわりとした白いバタークリームとラムレーズンが挟まれている。かわいらしく、洗練された印象のスイーツで、手土産にも適していることが視覚的に伝わる。
東京雲海クッキーサンド ~バター&レーズン~

椿山荘のホテルブランドを象徴する「東京雲海」をイメージした、愛らしい雲型のクッキーサンド。

一口いただけば、クッキーは軽やかなサクサク感がありつつも、口の中でしっとりとほどけるような繊細な口当たり。上品に香るバターの風味は、決して重すぎず、洗練された余韻を残します。

そして、クッキーの間に優しくサンドされたのは、雲海を思わせるふわふわとなめらかなバタークリーム。一般的なレーズンサンドとは一線を画す驚きの柔らかさで、舌の上でとろけます。

このクッキーサンドには、ボディのしっかりした紅茶がよく合いますが、中でもぜひ紅茶「ロイヤルブレンド」を合わせてみてください。アッサムベースのロイヤルブレンドの濃厚なコクは、クリームを心地よく洗い流しつつ、茶葉の持つ上品な甘さが、次の一口への期待を高めてくれます。まさに私の一押しペアリングです。

嬉しいことに、この東京雲海クッキーサンドは、ホテル内ショップ「セレクションズ」でも購入が可能です。7日間という日持ちの良さも魅力。この感動を大切な方にも味わってほしい、そんな「とっておきの手土産」にしたいと心から思いました。

セレクションズの詳細・ご予約はこちら
緑がかったマーブル模様のテーブルの上に置かれた、白い皿に載ったクリアグラスに入ったデザート。デザートは下から濃厚なダークブラウンのチョコレートムース、中央が薄茶色のムース、最上層が白いクリームの三層構造になっている。トップには、鮮やかな黄色のソースが二箇所に点在し、緑色の小さなナッツのようなものと、茶色のカシューナッツのような形状のチョコレートが飾られている。グラスの縁は丸みを帯びており、皿は白い地に緑色の植物のような模様と、金色の縁取りがある。
ムースショコラ 季節のソース

「ムースショコラ」は味わいは奥深く、ビターな大人の味。高品質なカカオの味で最後まで飽きずにいただけました。

見た目は、グラスに入った三層のコントラストが美しく、一番下の濃厚なチョコレートムース、中央の淡い色合いのムース、そしてトップの白いクリームが層をなし、まるでモダンアートのような洗練された印象です。トップには、鮮やかなオレンジ色のソースと、緑色のピスタチオのようなナッツ、そしてカシューナッツのような形のチョコレートがあしらわれ、可愛らしさと上品さを添えています。

このムースショコラには、香り高い紅茶「アールグレイクラシック」を選択。

濃厚なカカオの風味に、アールグレイのベルガモットの爽やかな香りが加わることで、まるでオランジェットのようにチョコと柑橘が織りなす極上の相性が生まれます。

このペアリングは、大人のデザートタイムを一層特別なものにしてくれる、私のおすすめです。

緑がかったマーブル模様のテーブルの上に置かれた、白い皿に載った一切れのパウンドケーキ。パウンドケーキは長方形で、表面は黄金色に焼き上げられ、上部にはわずかな割れ目が見える。内部はきめ細やかな黄色がかった生地。これぞホテルメイドのパウンドケーキ。
セミドライフルーツのパウンドケーキ

ホテルアフタヌーンティーの品格を象徴するような、シンプルながらも洗練された佇まいの「セミドライフルーツのパウンドケーキ」

黄金色に焼き上げられた表面の美しいツヤと、均一にきめ細やかな内側のコントラストが目を引きます。一口いただけば、驚くほどきめ細やかなスポンジが舌の上でなめらかにほどけ、バターの芳醇な香りと共に、奥深く複雑な風味が広がります。

中に散りばめられたセミドライフルーツは、ただ甘いだけでなく、それぞれが持つ個性豊かな酸味や香りが層となり、一口ごとに異なる表情を見せる、まさに「複雑な味わい」。その一つ一つが、厳選された高品質な素材であることの証です。

全体から漂うのは、過剰な装飾を排した究極の上品さ。

一口食べるごとに「これぞ、ホテルのパウンドケーキだ」と心から納得させられる、完璧な完成度です。

個人的に、このようにシンプルながらも素材の良さが際立つパウンドケーキは、どんな紅茶とも抜群の相性が良いので、アフタヌーンティーで出会うと心底嬉しくなります。

ここでしか味わえない!究極の「トリュフスコーン」

登場したのは、日本で初めて英国式アフタヌーンティーの提供を始めたとされるホテル椿山荘「ル・ジャルダン」で不動の人気を誇る「プレーンスコーン」。

そして、スコーン好きの間で密かな人気を誇るしょっぱい系スコーンの究極進化形、「トリュフスコーン」が登場です。まさにプレミアム感満点の贅沢すぎるスコーンです。

提供されたのは、ヘレンドの美しい別皿。冷めることなく、常に温かい状態でサーブされる配慮が嬉しいポイントです。

<スコーン(別皿)>

・プレーンスコーン
・トリュフスコーン

名脇役のジャムは、フランス産の「DALFOUR(ダルフォー)」のいちごジャム。厳選されたいちごの果肉感がしっかりと残り、自然で上品な甘みが、スコーンの素朴な味わいを一層引き立てます。瓶ごとの提供も嬉しいポイントです。

フランス産の「DALFOUR(ダルフォー)」のいちごジャム

そして、特筆すべきはクロテッドクリームの2種類です。一つは、エディブルフラワーが美しくあしらわれた、見た目も華やかな定番のクロテッドクリーム。そして、もう一つに驚きました! なんと、英国製の美味しいマルドンの塩をあしらったクロテッドクリームが登場。白いクリームの上に、粗めのマルドンの塩がキラキラと輝く様子は、まるで宝石のようでした。

まずは王道のプレーンからいただきました。なめらかで濃厚ながらも、しつこさのない口溶けが、スコーンの優しい風味をふわりと包み込みます。

しかし特に感動したのは、このトリュフスコーンとこのマルドンの塩クロテッドクリームの組み合わせです。一口食べると、まずトリュフの芳醇で濃厚な香りが鼻腔をくすぐります。

クリームの濃厚なコクと、マルドンの塩のキリッとしたミネラル感のある塩味が絶妙なコントラストを生み出し、まさに甘じょっぱい究極の味わいです。

舌に触れる塩の粒が、食感のアクセントにもなっています。トリュフと塩味、そしてクリームのハーモニーが織りなす、これまでにない貴重なスコーン体験でした。

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英国王室御用達ブランドのフォートナム&メイソンの紅茶を2時間制お好きなだけ

宿泊者限定プレミアムアフタヌーンティーは2時間制。

ラストオーダーは終了30分前で茶葉交換あり、飲み放題です。

プレミアムアフタヌーンティー ティーリスト

・紅茶「フォートナム&メイソン」5種
(ロイヤルブレンド、クイーンアン、フォートメイソン、アールグレイクラシック、アフタヌーンブレンド)
・椿茶
・グリーンティーマスカット

オーダーすると、へレンドの小ぶりなティーポットに、温かい紅茶が注がれて運ばれてきます。特筆すべきは、テーブルでスタッフの方が一杯目を丁寧に注いでくださるその優雅なサービス。このきめ細やかな配慮が、プレミアムな体験を一層特別なものにしています。

ポットには大体2杯分の量が入っています。

ちなみに、ル・ジャルダンではリーフティーで提供されますが、こちらのポットには茶葉が入っていないため、おそらくティーバッグで提供されているものと思われます。これは、限られたスタッフで上質なプライベート空間ときめ細やかなサービスを維持するための、現実的な選択ではないかと。

しかし、英国王室御用達ブランドであるフォートナム&メイソンの銘柄はどれも香りが豊かで品質も高く、アフタヌーンティーのフーズとの相性も抜群です。ティーバッグであったとしても、このプレミアムな空間での体験と総合して、心ゆくまで楽しめる満足のいく内容でした。

フォートナム&メイソンの紅茶 全5種類を飲み比べ

ホテル椿山荘東京のプレミアムアフタヌーンティー フォートナム&メイソンの紅茶の掲載されたティーセットが開かれている

ロイヤルブレンド:紅茶らしい王道のコクと深み

フォートナム&メイソンの中で、私にとって「ロイヤルブレンド」は最も好きな銘柄です。

ロイヤルブレンド

アッサムとセイロン(スリランカ)のブレンドが生み出す、まさに「紅茶らしい」と呼ぶにふさわしい、しっかりとしたコクと深みが特徴。

その鮮やかな赤茶色の水色は見た目にも美しく、スコーンやパウンドケーキと抜群の相性でした。プレミアムなアフタヌーンティー体験を格上げしてくれる、王道の味わいです。

フォートメイソン:繊細な「ほのかな」フローラルノート

フォートメイソン
フォートメイソン

フォートナム&メイソンの創業者にちなんで名付けられたという「フォートメイソン」。インドと中国の紅茶をブレンドし、オレンジの花の繊細な香りが特徴と紹介されています。

実際に口にしてみると、そのフローラルな風味は非常に繊細で、正直なところ「薄い」と感じました。しかし、これは決してネガティブな意味ではなく、繊細な香りがゆえに、食事の風味を邪魔しない、まさに「ほのかな」存在感の紅茶だと言えますね。

プレミアムアフタヌーンティーの豊富な料理の合間に、口の中をリフレッシュする役割としては、この軽やかさがかえって心地よく感じられました。

クイーンアン:フォアグラとの奇跡のマリアージ

クイーンアン
クイーンアン

フォートナム&メイソンの創立200周年を記念し、1907年に誕生した「クイーンアン」。1707年に即位したアン女王にちなんで名付けられた、歴史ある紅茶です。

厳選されたアッサムとセイロンをブレンドした、古き良きイギリスらしいブレンド。

特に驚きだったのは、フォアグラテリーヌとのペアリングでした。このクイーンアンの持つ力強くも滑らかなコクが、濃厚なフォアグラの旨味を優しく包み込み、互いの個性を高め合う「奇跡のマリアージュ」が生まれました。

まさにプレミアムアフタヌーンティーならではの、計算され尽くした感動的な体験でした。

アールグレイクラシック:紅茶らしい香りと歴史を纏う一杯

アールグレイクラシック
アールグレイクラシック

フォートナム&メイソンの「アールグレイクラシック」は、19世紀のイギリス貴族、グレイ伯爵に献上された紅茶に由来する、歴史ある銘柄です。特に「クラシック」と冠される場合、元来の中国種ベースであることが多いとされています。

メニューによると、中国とセイロン紅茶をベースに、香り高く力強い天然のベルガモットリキッドでフレーバーを付けているとのこと。

今回のアフタヌーンティーでは、ボディが強めのセイロン・アッサム系の紅茶が多い中で、このアールグレイクラシックは、それとは異なるスッキリとした味わいのペアリングを試すのに重宝しました。

甘さ控えめで飲みやすく、香り高い上品な風味が特徴です。ベルガモットの華やかな香りが心地よく、口の中を穏やかにリフレッシュしてくれました。

アフタヌーンブレンド:フォートナム&メイソンの歴史を彩る、穏やかな万能紅茶

アフタヌーン

フォートナム&メイソンの歴史において重要な位置を占める「アフタヌーンブレンド」は、何世紀にもわたって提供されてきたアフタヌーンティーのまさに象徴とも言える紅茶です。

高地と低地のセイロン茶葉をブレンドしており、その名の通り午後のひとときにぴったり。冷やしても澄んだ水色を保つためアイスティーにも最適と公式に紹介されています。

他のフォートナム&メイソンの銘柄が比較的個性が強い中で、この「アフタヌーンブレンド」は穏やかで非常にバランスが良く、どのようなシーンにも寄り添ってくれる万能さが光ります。

特に、ミルクを加えてもその風味が際立つため、コクのあるミルクティーを好む方には最適の一杯です。豊かな風味は、スコーンパウンドケーキといったアフタヌーンティーの定番スイーツとも抜群の相性を見せてくれました。

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他にも楽しめる!厳選された紅茶・ドリンクラインナップ

ホテルオリジナル「椿茶」
ホテルオリジナル「椿茶」

ホテル椿山荘東京でしか味わえない「椿茶」は、その希少性から特別な一杯です。美しい山々に囲まれた岩手県気仙地域の無農薬の椿の葉と、同県九戸村産の甘茶をブレンドし、丁寧に手揉みで製茶された、まさに土地の恵みと言えましょう。

口に含むと、渋みは一切なく、リコリスのような優しい甘みが広がり、それでいて後味は非常にスッキリとしています。==まるで九州方面の甘みのある和菓子に合う煎茶のような、奥深くも懐かしい味わい==に心癒されました。

特に感動したのは、今回の抹茶スイーツとの意外な相性の良さです。椿茶の甘みが抹茶のほのかな苦味と絶妙に調和し、互いの風味を深め合う、まさに「和のマリアージュ」を楽しむことができました。この一杯は、プレミアムアフタヌーンティーの和洋折衷な世界観を、より一層引き立ててくれる存在です。

グリーンティーマスカット
グリーンティーマスカット

ホテルオリジナルの「グリーンティーマスカット」は、静岡県産の煎茶をベースに、爽やかなマスカットの香りを加えた、すっきりとした国産煎茶で、ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」でも提供されています。

今回、緑茶ベースであることから抹茶スイーツに合うと思いきや、マスカットのフルーティーな香りが抹茶の風味とはミスマッチに感じられました。それぞれが個性的ゆえに、互いの良さを引き出し合うには至らなかったようです。

しかし、このグリーンティーマスカットの持つ爽やかさとフルーティーな特性を考えると、7月に実施されるサマーアフタヌーンティーのテーマである、ハチミツやサマーフルーツをふんだんに使ったティーフーズとこそ、その香りが最高の相性を見せると思いました。もし再訪の機会があれば、ぜひそちらで試してみたいと強く感じました。

アフタヌーンティーでは紅茶の種類だけでなく、コーヒーの質も気になるところです。今回いただいたアイスコーヒーは、まさにその細部へのこだわりを感じさせる一杯でした。

驚いたのは、氷までコーヒーで作られていたことです。一般的なアイスコーヒーだと、時間が経つと氷が溶けて水っぽくなってしまいますが、椿山荘のアイスコーヒーは最後まで味が薄まることなく、常に深いコーヒーの風味を楽しむことができました。

目立たないけれど確かな工夫こそ、椿山荘が提供する「プレミアム」な体験の真髄であり、ドリンク一つにも妥協しないホスピタリティが感じられました。

嬉しい特典!スコーンの客室持ち帰りサービス

アフタヌーンティーを締めくくる嬉しいサプライズが、このスコーンの客室持ち帰りサービスです。食べきれなかったスコーンを客室でゆっくり楽しめるという、ゲストへの細やかな気配を感じるサービスです。

特に印象的だったのは以下の点です。

  • 椿山荘のロゴ入りリボンで美しくラッピングしていただき、まるで特別なお土産のようでした。
  • 衛生上難しいとされることが多いのですが、スコーンの間に既にクロテッドクリームが挟まれた状態でも提供いただけたのは本当に驚きでした。こ
  • 「すでに一度温めておりますので、お早めにお召し上がりください」との丁寧な説明があり、品質への配慮が伺えました。
  • アフタヌーンティーは量が多すぎて食べきれないというニーズがある中、このサービスのおかげで、スコーンを無理なく、自分のペースで楽しむことができるのが最大のメリットだと感じました。
  • フードロスへの取り組みも感じられ、ホテルとしてのサステナビリティへの意識の高さも素晴らしい点でした。

このスコーンの客室持ち帰りサービスは、単なる残った食べ物の持ち帰りではなく、宿泊ゲストへの深いホスピタリティと、細部まで行き届いた配慮の表れだと強く感じました。

≪朝食付き≫Premium アフタヌーンティーステイ 詳細情報

この特別な体験は「≪朝食付き≫Premium アフタヌーンティーステイ 」プランでご予約いただけます。

チェックインは15時、アフタヌーンティーは同日の15時30分から、ホテル12階の「パゴダルーム」にて2時間制でご堪能いただけます。

お申し込みいただける客室タイプは多岐にわたり、以下のいずれもシティビュー/ガーデンビューの2タイプキングベッドまたはツインベッドの客室が選択可能です(2名一室)。

  • プライムスーペリア
  • プライムデラックス
  • プライムエグゼクティブスイート
  • プライムデラックススイーツ
  • プライムプレミアスイーツ

中でも、私が個人的に強くお勧めするのは「プライムスーペリア(ガーデンビュー)」です。最安はシティビューですが、ホテル椿山荘東京の真髄である雄大な日本庭園を部屋から一望できる体験は格別。

アフタヌーンティー単体で12,000円相当、朝食が5,300円相当であることを考えると、この差額で、四季折々の表情を見せる素晴らしい庭園を一望できる客室と、きめ細やかなホテルサービスを受けられるのは、まさに「破格のお買い得」と感じました。

プライムスーペリアの価格は時期により変動しますが、1名あたり40,000円台後半~50,000円台前半が目安となります。この価格で、都会の喧騒を忘れさせる非日常の贅沢なひとときを過ごせるこのプランは、特別な日を彩るのに最適です。

「ル・ジャルダン」と「宿泊者限定プレミアム」アフタヌーンティー徹底比較

比較項目プレミアムアフタヌーンティール・ジャルダンのアフタヌーンティー
提供場所「パゴダルーム」(12F)「ル・ジャルダン」(3F)
利用条件宿泊者限定誰でも利用可能(予約推奨)
料金目安12,000円〜8,500円〜
ティーセットハンガリーの名窯へレンドノリタケ
紅茶の種類フォートナム&メイソンが飲み放題通常はロンネフェルト等、数種類の銘柄から選択
スコーン2種類(プレーン、トリュフ)3種類(プレーン、季節限定2種類)
雰囲気3重塔が見える高層階庭園の緑に包まれたようなロビーラウンジ
予約の難易度宿泊者限定・席数僅少のため、要早期予約土日祝は難易度高(桜など人気シーズンは特に)

プレミアムとル・ジャルダンどちらを選ぶべき?

ル・ジャルダンのアフタヌーンティーがおすすめな人

「王道のホテルアフタヌーンティー体験」を重視する方

ホテル椿山荘東京の「ル・ジャルダン」は、日本で初めて英国式アフタヌーンティーを提供したとされるホテルの、まさにその雰囲気を肌で感じられる王道の空間です。広々とした開放感の中で、伝統的な三段スタンドと美しい庭園の眺めと共に、ゆったりとした時間を過ごしたい方には最適です。

紅茶のクオリティとバリエーションを求める方

ダージリンなど産地別のこだわりブラックティーが充実しており、世界的に評価の高い「ロンネフェルト」の紅茶リストがあるのも大きな魅力です。多様な銘柄から選び、心ゆくまで紅茶の風味を堪能したい方におすすめします。私自身も、ここで初めてホテルアフタヌーンティーの奥深さに触れることができました。

プレミアムアフタヌーンティーがおすすめな人

「唯一無二の希少な体験」を求める方

フォートナム&メイソンの紅茶が飲み放題という、国内では本当に珍しく希少な提供スタイルは、紅茶愛好家にとっては何よりの魅力です。このブランドの紅茶を心ゆくまで楽しめるだけでも、特別な価値があると言えます。

「究極のプライベート空間と上質なホスピタリティ」を求める方

一回につき最大3組までしか入れない完全プライベートな空間は、都会の喧騒を忘れさせる静寂に包まれています。他のお客様を気にせず、誰にも邪魔されない落ち着いた時間を過ごしたい方、特にご高齢の方とのんびり会話を楽しみたいといった場面にも理想的です。

「五感で感じる全てに特別感」を求める方

提供されるヘレンドのティーセット、そしてパゴダルーム限定のスイーツを含むティーフーズ全てに、一般的なアフタヌーンティーでは味わえない「格」と「特別感」が凝縮されています。細部に至るまで最高級の品質と演出を求める方に、この上ない満足感を提供します。

店舗情報

ホテル椿山荘

【住所】東京都文京区関口2丁目10−8

【電話】03-3943-5489

【最寄り駅】 JR山手線『目白』、有楽町線『江戸川橋』。

目白駅からは徒歩20分くらい。最寄りのバス停留所は「ホテル椿山荘東京前」

 公式サイト

まとめ:パゴダルームのアフタヌーンティーで最高の非日常体験を

ホテル椿山荘東京のプレミアムアフタヌーンティー。 このプランは、実は販売開始からずっと私の憧れでした。宿泊者限定というハードルに「どうしよう…」と躊躇していたのですが、どうしてもその特別な体験をしてみたい!という思いが募り、今回思い切って申し込んで本当に良かったと心から感じています。

3年間にわたりル・ジャルダンのアフタヌーンティーに通い続けてきた私にとっても、まさに「最高の非日常体験」と呼ぶにふさわしい、特別な時間となりました。

かつてスイートルーム宿泊者専用のレセプションだった12階の「パゴダルーム」を使用できるという点だけでも、その希少性とプレミアム感は際立っています。窓から広がる都心と日本庭園の眺めはまさに格別。

さらに、都内でも珍しいフォートナム&メイソンの紅茶が飲み放題である点や、美しいヘレンドのティーセット「アポニーグリーン」を使用できる点も、終始優雅な気持ちを一層高めてくれました。

提供されるティーフーズも、ル・ジャルダンの季節のテーマに加えて宿泊者限定の特別な内容が加わる充実ぶり。特にセイボリーは、フォアグラ、キャビア、オマール海老、神戸牛といった高級食材が惜しみなく使用されており、一つ一つがまるで芸術品のような感動の味わいでした。初めていただいた椿山荘の手土産「雲海バターサンド」も、驚くほど美味しく、新しい出会いでした。

12,000円という価格設定も、その内容の充実度と、特別な空間・サービスを含めた体験全体を考慮すれば、期待をはるかに超える価値があります。このプレミアムアフタヌーンティーは、忘れられない思い出を作るのに最適です。

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ABOUT ME
ミス・レモン
ミス・レモン
幼い頃、ディケンズの『クリスマス・カロル』で描かれるクリスマスプディングやミンスパイといった英国菓子の描写に強く憧れていました。絵本の中だけの存在だと思っていたそれらが、紅茶教室で「実在する!」と知った時の深い感動こそが、私のアフタヌーンティー探求の原点です。

紅茶教室では紅茶の産地別の特徴や、ペアリング術、洋食器の知識、そしてアフタヌーンティーの歴史まで深く学び、今では、一口飲めばそのお店の紅茶が基本に忠実かどうかわかるほど。さらに英国菓子教室でも知見を広げ、2018年からは毎年欠かさず英国展へ足を運び、多様なスコーンや英国菓子の世界に触れる喜びに浸っています。

これまでに国内のホテルや紅茶専門店で100回以上のアフタヌーンティーを体験してきました。一度訪れたお店でも、変化や進化を捉えるために継続的に足を運び、その「解像度」を深めることを大切にしています。さらに、アフタヌーンティー体験をホテル業界全体の経営戦略という幅広い視点からも観察することで、他にはない多角的な視点と深い洞察で情報を発信しています。

アフタヌーンティーは、日常のストレスから離れ、素晴らしい体験を通じて美意識を磨き、人生を豊かにしてくれる最高の時間だと信じています。最高の非日常を求める皆様にとって、このブログが信頼できる「決定版」ガイドとなることを願っています。
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