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【実食レポ】ローズベーカリー丸の内でおしゃれなオーガニックランチとスコーン好き必見の逸品を堪能!丸の内でのカフェ選びに外せない体験記

lemon

ホテルやティールームのスコーンを食べ歩き、日々新しい「絶品スコーン」との出会いを追求するミス・レモンが、今回ご紹介するのはパリ発のオーガニックカフェ「ローズベーカリー丸の内店」です。

ここでは、ただ美味しいだけでなく、心と体に優しい素晴らしいオーガニックランチを堪能し、その後に絶品スコーンとキャロットケーキでゆっくりとティータイムで楽しみました。

本記事では、丸の内で「おしゃれで美味しいランチ」を求めている方、そして「本当に美味しいスコーンに出会いたい」を探している皆様へ向けて、私が実際に体験し、撮影したオリジナルの写真とともに、その魅力をお伝えします。

一般的なメディアで多く取り上げられる銀座店とは異なる、穴場感のある丸の内店の雰囲気や、ランチからティータイムまでの一連の体験を通じて、あなたのカフェ選びの一助となる情報を提供します。

※記事のメニューや料金は(2023年6月)当時の情報です。現在とは異なる場合があるので、予めご了承ください。

この記事ではこんなことがわかります
  1. ローズベーカリー丸の内はどんなお店?
  2. ローズベーカリーのスコーンの特徴。
  3. ドリンクメニューの種類
  4. ランチやスイーツのメニューと感想
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ローズベーカリーとは?パリで愛されるオーガニックカフェの魅力と英国菓子の伝統

ローズベーカリーは、2002年にローズ・カッラリーニ氏がパリにオープンした、イギリス系フレンチスタイルのベーカリー&レストランです。創業以来変わらないその理念は、質の高い食材をシンプルに調理し提供すること。そのため、お食事メニューは野菜を豊富に使用したヘルシーな料理が中心です。

このお店の最大の特徴は、当時美食の国フランスでもあまり知られていなかった「英国菓子のティータイム」の魅力をパリで初めて発信した点にあります。イギリス人であるローズ氏のレシピに基づいて作られるスコーンやキャロットケーキといった英国菓子は、その奥深い魅力で瞬く間に評判を呼びました。現在、そのパリで愛されるランチとティータイムの体験を東京で楽しめることは、私たちにとって大変喜ばしいことです。

ローズベーカリー丸の内店へのアクセスと店舗の魅力

美しい街路樹と石畳が特徴の「丸の内仲通り」

ローズベーカリー丸の内店は、美しい街路樹と石畳が特徴の「丸の内仲通り」に位置しています。特に目を引くのは、明治安田生命ビル(MY PLAZA)1階にある「コムデギャルソン」に併設されている点です。丸の内仲通り沿いに現れる黒い水玉模様で覆われたユニークな建物が、お店の目印となります。

ローズベーカリー丸の内店 営業時間の描かれたガラス窓

店舗の営業時間は11時から20時まで。店内に入ると、開放感あふれるオープンキッチンが広がり、活気ある雰囲気を演出しています。

ショーケースには、ローズベーカリー自慢の彩り豊かなケーキやスイーツがずらりと並び、訪れる人々を魅了します。

ショーケースにはケーキが並ぶ

本日ご案内いただいたのはこちらのお席。

ローズベーカリー店内の座席 テーブルの上にメニューとグラスが並ぶ

ローズベーカリー丸の内店は「丸の内仲通りを直接眺められる最高のロケーション」が最大の魅力です。私が訪問した際は、事前予約なしでしたが、幸運にもこの窓際席へ案内していただけました。

日比谷エリアのランチタイムは混雑しがちですが、ローズベーカリーは平日でも比較的空いており、知る人ぞ知る「穴場」と言えるでしょう。

テーブルには、シンプルながらも洗練されたカトラリーと、深緑の陶器のお皿がセッティングされています。モダンなデザインでありながら、どこか温かみを感じさせる空間で、ゆったりとくつろぎの時間を過ごすことができます。

ローズベーカリー丸の内のセレクト出来るランチメニューとオーダーのヒント

ローズベーカリーのフードメニューは、いわゆる定型の「ランチコース」の形式はありません。フードメニューの中から、お好みの品を自由に選んでオーダーするスタイルとなります。

フードメニュー

・本日のスープ(S ¥660/L ¥990)

・ベジタブルサラダ(1種 ¥825/3種 ¥1,430)

・リゾット&グリーンサラダ(¥1,900)

・キッシュ&グリーンサラダ(¥1,430)

・マッシュルームオープンサンドイッチ(¥1,650)※プラス¥110でポーチドエッグ追加

※自家製全粒粉パンとバターは¥385で注文可能

特に魅力的なのは、スープやサラダの量がS・M・Lと細かく選べる点です。この柔軟性により、例えばお一人でティータイムを楽しみながら、軽めにSサイズのスープを追加することも可能ですし、複数人で訪れた際には、Lサイズのサラダをシェアしていただくなど、シーンやニーズに合わせて最適な量を選べます。

マッシュルームオープンサンドイッチ
マッシュルームオープンサンドイッチ

マッシュルームのオープンサンドイッチ」は、全粒粉パンの上に、たっぷりのソテーされたマッシュルームが贅沢に乗せられた逸品です。

このオープンサンドの核となる厚みのある全粒粉パンは、噛み応えのある「むっちり」とした食感で、想像以上のボリューム感を提供します。特筆すべきは、その絶妙な火加減で香ばしく炙られている点。一口噛みしめるごとに、全粒粉特有の豊かな「粉の風味」が口いっぱいに広がり、素材本来の美味しさを存分に感じられます。

一方、主役のマッシュルームのソテーは、旨味がぎゅっと凝縮されており、その深い味わいはパンとの相性がまさに最高です。この一品は、シンプルな調理法でありながら素材の持ち味を最大限に引き出す、ローズベーカリーらしい哲学が光るメニューだと感じました。

ローズベーカリーのサラダは、ショーケースに並んだ瞬間から目を惹くカラフルな彩りが特徴です。私が訪問した日は、特にかぼちゃ、白いんげん、そして個性的なコールスローの3種類が提供された
本日のベジタブルサラダ

ローズベーカリーのサラダは、ショーケースに並んだ瞬間から目を惹くカラフルな彩りが特徴です。私が訪問した日は、特にかぼちゃ、白いんげん、そして個性的なコールスローの3種類が提供されていました。

中でも印象的だったのは、一見コールスローのようなサラダで、カレーのようなスパイシーな味付けが施されており、その意外な組み合わせが非常に美味しく感じられました。

単に野菜を摂取するだけでなく、様々な野菜が持つ風味を最大限に引き出した魅力的な味付けや組み合わせを発見できるのは、ローズベーカリーならではの大きな魅力です。

ローズベーカリーの「個性が光る絶品スコーン」を深掘り

ローズベーカリーの「スコーン」は、訪問した日にはプレーン1種類の販売でした。このスコーンは1個からオーダー可能で、テイクアウトもできる手軽さが魅力です。

ショーケースに並ぶスコーンの山。

まず目を引くのは、「狼の口」と呼ばれる深い割れ目を持つ、ワイルドながらも愛らしい見た目です。

ローズベーカリーのスコーン 狼の口もあるワイルドな見た目 バターと自家製のジャムを添えて

私が店内で注文した「プレーンスコーン バター&自家製ジャム」(店内価格¥440/テイクアウト¥432)は、ランチの後、温かい状態でサーブされました。

スコーンを丁寧に割ってみると、バターと全粒粉の香ばしい粉の香りがふわりと漂い、それだけで期待が高まります。

ローズベーカリーのスコーンを割るとバターと全粒粉の香ばしい粉の香りがふわりと漂う

食感は、まさに理想的な「外はさっくり、中はふんわり」。巷で人気のイングリッシュスコーンの良さを持ち合わせながらも、ローズベーカリーならではの「自家製全粒粉」が織りなす香ばしさは、他のスコーンにはない明確な個性となっていました。

甘さは極めて控えめで、素材そのものの良さを感じる非常にヘルシーな味わい。添えられたバターと共にいただきます。

ローズベーカリーのスコーンをバターと共にいただく イギリスの家庭的な食べ方

ここで、私が以前イギリス人の方から教わった興味深い話を思い出しました。バターを添える食べ方は、クロテッドクリームとジャムを合わせていただく「クリームティー」よりも、「もっと家庭的で、より気軽にスコーンを楽しむスタイル」なのだそうです。

自家製の柑橘ジャムも、体に優しい自然な甘さで、素材の良さを引き立てていました。

自家製の柑橘ジャムも、体に優しい自然な甘さ

このスコーンは、野菜中心のローズベーカリーのランチメニューとも抜群の相性を誇る、まさに「ヘルシーで素材を活かした」逸品でした。

ローズベーカリー丸の内の「こだわりのティーメニュー」と茶器

ローズベーカリー丸の内店で提供されるティーメニューは、そのこだわりが光ります。紅茶は南部鉄器の重厚なポットと、温かみのある陶器のティーカップで提供されます。この茶器の組み合わせが、ティータイムに一層の趣を添えています。

ローズベーカリー丸の内のティーセット 南部鉄器の重厚なポットと、温かみのある陶器の組み合わせ
TEAメニュー

・イングリッシュブレックファースト ¥660

・アールグレイ ¥660

・玄米茶 ¥715

・カモミール ¥660

・ルイボスティー(レッド/グリーン) ¥660

・フレッシュレモンジンジャーティー ¥715

私が今回オーダーしたのは、クラシックな味わいの「イングリッシュブレックファースト」でした。南部鉄器のポットで提供されるため、たっぷりと2杯分いただけました。

ローズベーカリー丸の内店では、紅茶の他にもカフェメニューや各種ソフトドリンクも充実しており、その日の気分や好みに合わせて選べる幅広い選択肢があります。

しかし、スコーンの魅力を最大限に引き出すという点では、やはり香り豊かな紅茶が最も相性の良いパートナーだと私は感じています。

人気のキャロットケーキを始め、ペイストリーメニューも充実

ローズベーカリー丸の内店 キャロットケーキを中心にティーセットが並ぶテーブル

ティータイムを楽しむペイストリーメニューが充実しているところがローズベーカリーの嬉しいところ。お店のカウンターには、その都度ケーキやタルトが並びます。

ペイストリーメニュー

・キャロットケーキ(¥715)

・レモンタルト(¥715)

・ブラウニー(¥605)

※ペイストリー各種はカウンターで選べます

まるでキャンドルのような見た目が愛らしいキャロットケーキの断面 にんじんや胡桃がゴロゴロ入っている

ローズベーカリーで特に人気を集めるのが、まるでキャンドルのような愛らしい見た目が特徴の「キャロットケーキ」です。

このキャロットケーキの大きな魅力は、何といっても贅沢に厚みのあるクリームチーズフロスティング。そして、これほど具材がたっぷり含まれているにも関わらず、一切ぼろぼろと崩れないスポンジの完璧な焼き加減は、まさに職人技だと感じました。

一口いただくと、細かく刻まれたにんじんと香ばしいナッツがたっぷりと入っており、その楽しい歯触りが心地よく、ミックススパイスの風味も非常に程よいバランス。全体として、素材の良さが際立つ上品でバランスの取れた味わいは、ローズベーカリーらしい逸品です。

レモンカードたっぷりのレモンタルト

ローズベーカリーのペイストリーの中でも、ひときわ目を引くのが、太陽のように鮮やかな見た目の「レモンタルト」です。

このレモンタルトの最大の特徴は、一度焼き上げたタルトの上に、さらに「とろとろの自家製レモンカード」が贅沢に塗られている点にあります。

このレモンカードこそが、ローズベーカリーのレモンタルトを特別なものにしていると感じました。市販品とは比べ物にならないほど濃厚で、レモンのフレッシュな酸味をダイレクトに感じる、まさに夏らしい爽やかな味わい。その美味しさには、「このレモンカードをスコーンに塗って食べたい」と思うほどです。

ローズベーカリー丸の内 店舗情報

ローズベーカリー丸の内

【住所】東京都千代田区丸の内2丁目1−1 明治安田生命ビル 1階

【電話】03-6810-0212

【最寄り駅】東京メトロ千代田線「二重橋」駅1番出口から徒歩約3分。

 東京駅京葉線6番出口から徒歩約3分

 日比谷線「日比谷」駅B7出口から徒歩約3分

【まとめ】ローズベーカリー丸の内:ヘルシーランチと個性が光るスコーンは必訪の価値あり

今回の訪問を通じて、ローズベーカリー丸の内店のスコーンが、いわゆる流行のクロテッドクリームとジャムをたっぷり添える濃厚なスタイルではないものの、自家製全粒粉が織りなす香ばしい味わいと個性は、「粉物好き」にはたまらない魅力があることを改めて実感しました。

野菜中心のヘルシーなランチと一緒に、店内でゆっくりとスコーンを味わうのも良いですし、テイクアウトしてご自宅でアレンジを楽しむのもおすすめです。

ランチ、スコーン、キャロットケーキ、レモンタルトなど、今回いただいた全てのメニューが美味しく、さらに店内のくつろげる雰囲気も相まって、非常に満足度の高い体験となりました。

丸の内エリアを訪れる際には、ぜひ再訪したいと思える、魅力溢れるカフェです。

※記事執筆にあたり、書籍『ブレックファースト・ランチ・ティー』(ローズ・カッラリーニ著 ファイドン 2020年12月)『スコーン大好き』(小関由美著 誠文堂新光社 2019/9刊行 )を参考にしています。


\ローズベーカリーのスコーンも掲載/

※記事のメニューや料金は(2023年6月)当時の情報です。現在とは異なる場合があるので、予めご了承ください。

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ABOUT ME
ミスレモン
ミスレモン
幼い頃、ディケンズの『クリスマス・カロル』で描かれるクリスマスプディングやミンスパイといった英国菓子の描写に強く憧れていました。まさか絵本の中だけの存在だと思っていたそれらが、紅茶教室で「実在する!」と知った時の深い感動こそが、私のアフタヌーンティー探求の原点です。
2018年からは毎年欠かさず英国展へ足を運び、多様な英国菓子の世界に触れる喜びに浸っています。紅茶教室では産地別の特徴やペアリング術、洋食器の知識、そしてアフタヌーンティーの歴史まで深く学び、さらに英国菓子教室でも知見を広げました。今では、一口飲めばそのお店の紅茶が基本に忠実かどうかわかるほど、五感を研ぎ澄ませ、これまでに国内のホテルや紅茶専門店で100回以上のアフタヌーンティーを体験してきました。
一度訪れたお店でも、変化や進化を捉えるために継続的に足を運び、その「解像度」を深めることを大切にしています。さらに、アフタヌーンティー体験をホテル業界全体の経営戦略という幅広い視点からも観察することで、他にはない多角的な視点と深い洞察を提供できると自負しています。
アフタヌーンティーは、日常のストレスから離れ、素晴らしい体験を通じて美意識を磨き、人生を豊かにしてくれる最高の時間だと信じています。
このブログでは、私の深い経験と専門知識に基づき、「本当に価値あるアフタヌーンティー体験」を厳選し、その魅力を客観的かつ深くお伝えします。紅茶とスコーンを愛し、最高の非日常を求める皆様にとって、このブログが信頼できる「決定版」ガイドとなることを願っています。
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