ご褒美アフタヌーンティーステイ体験記
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【2026秋最新】マリアージュフレールのアフタヌーンティー「プレーン ルヌ」体験記。紅茶が欠品して気づいた「お茶のフレンチ」の真髄とは

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lemon

少しずつ秋の空気が感じられるようになってきましたね。マリアージュフレールでも、待ちに待った秋のアフタヌーンティーの季節がやってきました!

2023年から3年連続で、秋といえば「フルムーンパーティー」が定番でしたが、2026年の今年はちょっと違います。今回のテーマは、アーモンドや蜂蜜、甘いスパイスが香る秋の傑作紅茶「プレーン ルヌ」。

久々のテーマ変更ということもあって、私も行く前からワクワクしていました。

ただ今回、ウキウキで銀座松屋通り店へ行ったところ、ちょっとしたハプニングがあったんです。なんと「今日こそは!」と気合いを入れて狙っていたお目当ての紅茶が、まさかの欠品で頼めないという事態に……。

最初は少しがっかりしたのですが、「欠品の理由」を聞いて、思わず深く納得してしまいました。そこには、マリアージュフレールが大切にしている「お茶のフレンチ」への、尋常じゃないこだわりが隠されていたんです。

今回は、そんな思わぬハプニングのエピソードも交えながら、至高の「満月づくし」のメニュー体験を詳しくレポートしたいと思います。

マリアージュフレール 銀座松屋通り店へのアクセスや、アフタヌーンティーの詳しい情報について知りたい方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。

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Contents
  1. 2026年秋マリアージュフレールアフタヌーンティー「プレーン ルヌ」プラン概要
  2. マリフレのアフタヌーンティー「プレーン ルヌ」いざ実食
  3. 500種類以上のメニューから選ぶ!至高の「ティーフリーフロー」のルール
  4. 私が今回オーダーしたマリアージュフレールのお茶と紅茶「究極の同調ペアリング回」
  5. まとめ:秋のメニューは11月29日まで。ご予約はお早めに!
  6. マリアージュフレール銀座松屋通り店 店舗情報
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2026年秋マリアージュフレールアフタヌーンティー「プレーン ルヌ」プラン概要

マリアージュフレール銀座のアフタヌーンティー「プレーンルヌ」の3段シルバースタンドと美しく盛り付けられたセイボリーやスコーン

マリアージュフレール 銀座松屋通り店 2026秋アフタヌーンティー「プレーン ルヌ」開催概要

  • 開催期間:2026年10月17日 〜 11月29日
  • 開催店舗:マリアージュフレール 銀座松屋通り店
  • 料金:
    • 2名様以上でのご利用:お1人様 12,100円
    • 1名様でのご利用:13,200円
    • ※1名様からでも予約・注文が可能です。
  • プラン内容:パリ・ロンドン本店と同様のシルバー製ティータワーでのご提供
    • お茶を使ったセイボリー(4種):「チャイ アールグレイ」香る帆立とマスカットのフイユテ、「マルコ ポーロ スブリム」香るフォアグラと紫芋のモンブラン など
    • お茶を使ったスイーツ&スコーン(5種):「プレーン ルヌ」のジュレ、「ファントム ドゥ オペラ」のスイーツ、銀座松屋通り店限定の紅茶スコーン など
    • お好みの紅茶:膨大なティーリストの中から1,650円の銘柄を自由に選べます(1,650円を超える銘柄は差額を払えばオーダー可能です)。
    • オプション:ルイボスティー「ルージュ プレーン ルヌ」のティーモクテル(別途 1,870円)

マリフレのアフタヌーンティー「プレーン ルヌ」いざ実食

まずは乾杯から。ティーモクテルが引き出す「満月」の新たな魅力

席に着いてまず運ばれてきたのは、鮮やかなオレンジ色が目を惹くウェルカムドリンクのティーモクテルです。

マリアージュフレール銀座のアフタヌーンティー「プレーンルヌ」で提供されたオレンジ色が鮮やかなティーモクテル
ルージュプルーンヌル

そもそも今回の主役である「プレーン ルヌ(満月)」というお茶は、フルーツや希少なスパイス、アーモンド、はちみつなどがブレンドされた非常に複雑な銘柄。

今回のモクテルは、そのルイボスティー版である「ルージュ プレーン ルヌ」をベースに、オレンジのアプリコットを加味して爽やかな炭酸で割った一杯でした。

グラスを傾けて一口飲んだ瞬間……あまりの美味しさに衝撃を受けました!

ベースのお茶自体がとてつもなく複雑な香りの層を持っているので、アプリコットと炭酸が合わさることで、グラスの中で香りが幾重にもパッと弾けます。

複雑に絡み合うその華やかな味わいはジュースとあまりに違いすぎて、思わず「神のネクター」って、もしかしてこんな感じなのかな?」と本気で思ってしまったほど。

これから始まる「お茶のフレンチ」のフルコースを迎えるプロローグとして、これ以上ない完璧なスタートです。

一口ごとに驚きが。秋の味覚と紅茶が美しく重なるセイボリー

マリアージュフレール銀座のアフタヌーンティー「プレーンルヌ」で提供されたお茶を使ったセイボリー4種の盛り合わせプレート

AFTERNOON TEA “PLEINE LUNE”

  • 紅茶 ‘チャイ アールグレイ’ 香る帆立とマスカットのフイユテ ― 心と五感を研ぎ澄ます田毎の月
  • ルイボスティー ‘ルージュ ド トンヌ’ 華やぐカボチャのヴルーテ ― たなびく雲の絶え間より
  • 紅茶 ‘アイーダ’ 香るマグロとビーツのタルタル ― ナイルの岸辺に夜の帳が降りるころ
  • 紅茶 ‘マルコ ポーロ スブリム’ 煌めく鶏フォアグラと紫芋のモンブラン ― 月明かりに照らされる楽園の峰々

マリアージュフレールのアフタヌーンティーの最大の特徴は、すべてのメニューにお茶が使われている「お茶のフレンチ」であることです。

これまで色々なホテルのアフタヌーンティーにも足を運んできましたが、マリアージュフレールのティーフーズは、見た目の造形美と一口食べた時の「味の驚き」において、本当に頭ひとつ抜けていると毎回感じます。

特にお月見の季節である秋のメニューは、月の満ち欠けや秋の情景の表現がとても美しく、芸術品のようです。

たとえば、「ルイボスティー ‘ルージュ ド トンヌ’ 華やぐカボチャのヴルーテ」。

グラスの上にふわりと添えられているのは「ごぼうチップ」なのですが、ギャルソン曰く、これは秋の野に揺れる「ススキ」を見立てているとのこと。こういうさりげない和の風情、たまりませんよね。

おすすめの代替テキスト(alt): ルイボスティー「ルージュ ド トンヌ」を使用したカボチャのヴルーテ。秋のススキに見立てたごぼうチップと金箔が添えられたグラス入りセイボリー
ルイボスティー ‘ルージュ ド トンヌ’ 華やぐカボチャのヴルーテ ― たなびく雲の絶え間より

他にも、「チャイ アールグレイ」が香る帆立とマスカットのフイユテや、

紅茶「チャイ アールグレイ」が香る帆立とマスカットのフイユテ。みずみずしいマスカットが乗った美しいセイボリー
紅茶 ‘チャイ アールグレイ’ 香る帆立とマスカットのフイユテ ― 心と五感を研ぎ澄ます田毎の月

「アイーダ」が香るマグロとビーツのタルタルなど、海の幸と複雑な茶葉の香りを合わせる天才的なセンスには毎回脱帽してしまいます。

おすすめの代替テキスト(alt): 紅茶「アイーダ」が香るマグロとビーツのタルタル。マリアージュフレールのロゴ入りプレートに盛り付けられた色鮮やかなセイボリー
紅茶 ‘アイーダ’ 香るマグロとビーツのタルタル ― ナイルの岸辺に夜の帳が降りるころ

贅を極めた一品。フォアグラと紫芋のモンブランの官能的な味わい

紅茶マルコポーロスブリムを使用した鶏フォアグラと紫芋のモンブランをスプーンですくった断面のクローズアップ
紅茶 ‘マルコ ポーロ スブリム’ 煌めく鶏フォアグラと紫芋のモンブラン ― 月明かりに照らされる楽園の峰々

そして、今回のセイボリーで私が最も感動した目玉が、「紅茶 ‘マルコ ポーロ スブリム’ 煌めく鶏フォアグラと紫芋のモンブラン」です。

贅沢な鶏フォアグラに、名作紅茶「マルコポーロ スブリム」を使用した、この上なく豪華な一品。

一口いただくと、フォアグラと紫芋のモンブランのどこまでも滑らかな口当たりに、スブリムの奥深く複雑な味わいが重なり合って……本当に官能的としか言いようのない、贅を極めた美味しさでした。

トッピングされているナッツも、「一体どうやってキャラメリゼしたの?」とシェフに聞きたくなるほどカリッカリで香ばしく、滑らかなモンブランとの食感のコントラストが絶妙なんです。

実は一緒に行った友人はフォアグラが苦手だったのですが、「特有の臭みが全然なくて、紫芋の甘みと重なってすごく美味しい!」とペロリと完食して感動していました。

【ちょっと余談ですが…】

実は2023年7月のリニューアルで、ブランドの代名詞とも言える名物「スノッブサラダ」から一時的にフォアグラが消えてしまったことがあったんです。 でもこの日、ふと他のお席に運ばれていくスノッブサラダを見たら、なんとフォアグラが乗っているではありませんか!「おっ、もしかして復活したのかな?」と、心の中でひそかにガッツポーズをしてしまいました。 やっぱりフレンチには、フォアグラという華があると嬉しいですよね。

スノッブサラダ過去記事
銀座の紅茶専門店でランチタイム!マリアージュフレール銀座松屋通り店のおしゃれなスノッブサラダ/紅茶サブレをテイクアウト
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パリと銀座の融合。王道スコーンと店舗限定「チャイ シャンデルナゴール」の至福

マリアージュ フレールの紅茶のジャム、バター、マリアージュ フレール

パリ・ロンドンでも人気の ‘スコーン パリジャン’ と銀座松屋通り店限定 紅茶 ‘チャイ シャンデルナゴール’ のスコーン

セイボリーの余韻に浸りながら次に手を伸ばしたのは、アフタヌーンティーの要とも言えるスコーンです。

ひとつは、マリアージュフレールの本拠地であるパリやロンドンの店舗でも大人気の王道「スコーン パリジャン」。

マリアージュフレールのアフタヌーンティーで提供された2種類の自家製スコーンと紅茶のジャム・バターのプレート
王道「スコーン パリジャン」

そしてもうひとつが、ここ銀座松屋通り店でしか味わえない限定品、紅茶「チャイ シャンデルナゴール」を練り込んだスコーンです。

マリアージュフレールの紅茶スコーンは催事でマルコポーロのスコーンを楽しみにしている方も多いかもしれませんが、実はアフタヌーンティーでもプラン毎に新しいフレーバーに出会うことが出来ます。

この限定スコーン、一口食べた瞬間にカルダモンやジンジャー、クローブといったチャイ特有のスパイスの香りがフワッと鼻に抜け、本当に絶品でした。

銀座松屋通り店限定の紅茶「チャイ シャンデルナゴール」を練り込んだスコーンを半分に割った断面
紅茶「チャイ シャンデルナゴール」を練り込んだスコーン

そして、スコーンの美味しさを限界まで引き上げてくれるのが、マリアージュフレール特製の「紅茶のジャム」です。今回はアールグレイインペリアルでした。

イギリス式のクロテッドクリームや普通のフルーツジャムではなく、自社の紅茶から作られた特製ジャムと上質なバターをたっぷり塗っていただくのがマリフレ流です。

スイーツ選びで事件発生!?「お茶のフレンチ」の真髄に触れた瞬間

セイボリーと絶品スコーンを堪能した後は、いよいよお待ちかねのスイーツプレートの登場です。今回のラインナップはこちらの4種。

マリアージュフレール銀座のアフタヌーンティーで提供されたファントムや月ウサギなど秋のスイーツ4種盛り合わせ
  • 紅茶 ‘プレーン ルヌ’ が詩的に香るジュレ ポワール ― 幻想の月暈
  • 緑茶 ‘フルムーン パーティー’ 香るマロンのフォンダン ― 魔法のような月待ちの宵
  • 紅茶 ‘ウエディング インペリアル’ 満ち溢れるプルーン ショコラ ― 愛の讃歌
  • ファントム ドゥ オペラ ― シトラスとジンジャー、花々が奏でる神秘の歌声

プレートが運ばれてきた瞬間、私の目はある一点に釘付けになりました。 一際目を引く、ちょこんと座った可愛らしい白いおばけ……

そう、秋のマリアージュフレールで絶大な人気を誇る定番スイーツ「ファントム」です! 今回はアフタヌーンティー向けに少し小さめのサイズで登場していました。

マリアージュフレール秋の定番スイーツ、紅茶ファントムドゥオペラを使用した可愛らしいおばけ型のイタリアンメレンゲ
ファントム ドゥ オペラ ― シトラスとジンジャー、花々が奏でる神秘の歌声

「すべてお菓子に使ってしまいまして」ギャルソンの言葉に深く納得

私は「オペラ座の怪人」が大好きなので、「今日は絶対にこのファントムのスイーツに合わせて、『ファントム ドゥ オペラ』の紅茶をオーダーしよう!」と心に決めていました。

意気揚々と注文を伝えたのですが……ここで思いがけない事件が発生します。

「大変申し訳ございません。本日は『ファントム ドゥ オペラ』の茶葉を、すべてこちらのスイーツに使用してしまいまして、お飲み物での提供ができない状態となっております」

……えっ!? 一瞬フリーズしてしまいましたが、よくよく話を聞いてみると、なんと緑茶「フルムーン パーティー」も同様の理由で提供不可とのこと。

普通のアフタヌーンティーなら、お茶の「香料」や「シロップ」を使って風味付けをするのが一般的です。しかし、マリアージュフレールは違いました。 1ポット数千円もするような最高級の茶葉を、文字通り「惜しみなくお菓子に使い切ってしまった」から、飲む分がなくなってしまったと言うのです。

「ああ、これが『お茶のフレンチ』の真髄なんだ……!」 採算度外視とも言えるブランドの狂気を肌で感じ、私は落胆するどころか、すっかり感動してしまいました。

高級茶葉を惜しみなく。真髄を知ってから味わう満月スイーツ

そんな「神エピソード」を聞いた後にいただくスイーツたちは、もう格別の美味しさでした。

お目当ての「ファントム」は、口どけ滑らかなイタリアンメレンゲの中に、オペラ座の怪人らしい「若干不穏な赤いベリー」が隠されていて、味も文句なしの絶品。本当に茶葉がたっぷりと練り込まれているのだと思うと、一口の重みが違います。

紅茶ファントムドゥオペラを使用したおばけ型メレンゲスイーツを半分に割った断面と赤いベリーソース

他のスイーツも、シェフのこだわりが光るものばかりでした。

お月見のお団子に見立てたマロンスイーツは、甘くなりすぎないよう金柑が忍ばせてあり、

緑茶フルムーンパーティーを使用したマロンのフォンダンとお月見団子に見立てたクリーム、金柑の断面クローズアップ
緑茶 ‘フルムーン パーティー’ 香るマロンのフォンダン ― 魔法のような月待ちの宵

月ウサギが泳ぐ洋梨のジュレは「上から下にフォークを入れて、柔らかさと硬さの層を味わってほしい」という計算し尽くされた構成。

紅茶プレーンルヌが香る洋梨のジュレの上に、可愛らしい月ウサギがあしらわれたお月見スイーツ
紅茶 ‘プレーン ルヌ’ が詩的に香るジュレ ポワール ― 幻想の月暈

「ウエディング インペリアル」を使ったプルーンショコラは、ビターで最高品質のチョコレートの、溺れるほど濃厚な滑らかさがたまりません。

紅茶ウエディングインペリアルを使用し金箔があしらわれた、ビターチョコレートとプルーンの濃厚なスイーツ
紅茶 ‘ウエディング インペリアル’ 満ち溢れるプルーン ショコラ ― 愛の讃歌

濃厚なチョコレートやメレンゲの甘さに対して、洋梨の爽やかさや金柑の酸味が絶妙に機能しており、プレート全体のバランスが抜群に良かったです。最後まで「甘すぎる」と感じることなく、ペロリと美味しくいただけました。

500種類以上のメニューから選ぶ!至高の「ティーフリーフロー」のルール

ティーフリーフローの基本ルール

  • 時間制限: 2時間制(ラストオーダーは終了30分前)
  • 対象銘柄: メニュー表に記載されている「1ポット 1,650円」までのお茶ならどれでも選び放題!
  • 提供スタイル: 温かいお茶は特製のポットで、冷たいお茶はアイスティーグラスでサーブされます。

私が今回オーダーしたマリアージュフレールのお茶と紅茶「究極の同調ペアリング回」

6月の庭園を思わせる華やかさ。「ガーデンパーティー」

マリアージュフレール銀座店で提供された、色鮮やかな水色が美しいバルーングラス入りのアイスティー『ガーデンパーティー
ガーデンパーティー

まず、冷たいグラスでいただいた一杯目は「ガーデンパーティー」です。
一口飲んだ瞬間、フローラルで華やかな香りがパッと広がり、気分は一気に「花々が咲き誇る6月の美しい庭園」へ。

スイーツの濃厚さや、セイボリーの複雑な味わいを、華やかにリセットしてくれるような素晴らしい一杯でした。グラスの中で輝く鮮やかな水色にも目を奪われます。

料理とお茶を合わせる至福。「アイーダ」の同調ペアリング

マリアージュフレールのロゴ入りティーカップに注がれた深い水色の紅茶と、丸いシルバーティーポット
紅茶「アイーダ」

そして、ポットでオーダーしたホットティーは「アイーダ」です。

私はまだ飲んだことのない種類だったので、「せっかくなら料理と同じお茶を合わせる『同調ペアリング』を楽しんでみよう!」と思って選んでみました。

ギャルソン曰く、「アイーダ」は同じくマリアージュフレールの銘柄である「オレンジアンジェリク」に近く、みずみずしいオレンジとベルガモットが香る紅茶とのこと。 実際に飲んでみると、水色は濃いめなのですが、味わいは驚くほどすっきり爽やか!

これがもう、大正解でした。 アイーダを使ったマグロのタルタルに完璧にマッチするのはもちろんのこと、「チャイ アールグレイ」が香る帆立とマスカットのフイユテなど、他のセイボリーにも優しく寄り添ってくれます。どんなお料理の個性も邪魔しない、まさに万能で究極のペアリングティーでした。

マニアの密かな野望。「マルコポーロ」と「スブリム」の贅沢な飲み比べ

マリアージュフレール名作紅茶の飲み比べ。奥が甘やかな「マルコポーロ」、手前がクリアな水色の「マルコポーロ スブリム」
奥マルコポーロ、手前マルコポーロスブリム

そしてもう一つ、今回私にはアフタヌーンティーの席で「絶対にやってみたいこと」がありました。 それは、マリアージュフレールの代名詞である名作「マルコポーロ」と、その上位互換とも言える「マルコポーロ スブリム」の同時飲み比べです!

セイボリーの章で、フォアグラのモンブランにスブリムが使用されており「同調ペアリングが最高だった」とお伝えしましたが、純粋なお茶のポテンシャルとして、この2つはどう違うのでしょうか。

並べてみると一目瞭然です。写真の奥が通常の「マルコポーロ」、手前が「スブリム」です。

実際に比較して飲んでみて感じたのは、通常のマルコポーロはとても甘やかで、味わいにふくよかな丸みがあるということ。 対してスブリムは、お茶の液(水色)自体が透き通っていて、味わいも非常にクリア。華やかなのに後味はすっきりと爽やかです。

ギャルソンさんに2つの違いを伺ってみたところ、こんな興味深いお話を教えてくれました。

  • マルコポーロ:バニラの甘い香りが強く前に出るブレンド。
  • スブリム:よりフルーティーさが際立つブレンド。オーガニックの茶葉を使用し、昔は実現できなかった「現代的な新しい製法」で作られている。

なるほど、現代の技術だからこそ生み出せた透明感なんですね!

個人的な好みで言えば、茶液のクリアな美しさと、どんなお料理にも合わせやすい「汎用性の高さ」から、私はスブリムの方が好きかもしれません。

ただ、「マリアージュフレールらしい、あの甘〜いバニラ感を存分に味わいたい!」という方には、やはり王道のマルコポーロがおすすめです。

アフタヌーンティーのように、何種類ものお茶をフリーフロー(飲み放題)で楽しめる機会だからこそできる、こんなマニアックな飲み比べ。皆様もぜひ、ご自身の舌でその違いを体験してみてくださいね!

因縁の再会!?「ウエディング インペリアル」で溺れるほど濃厚なペアリング

スイーツの章でお話しした通り、今回「ファントム」と「フルムーンパーティー」の茶葉はすべてお菓子に使われてしまっていたため、お茶としてはオーダーできませんでした。そこで、スイーツに合わせる同調ペアリングとして、メニューにある残る2種類の「ウエディング インペリアル」と、本日の主役「プレーン ルヌ」をいただくことにしました。

まず運ばれてきたのは「ウエディング インペリアル」です。

スイーツのプルーンショコラと同調ペアリングした、マリアージュフレールの紅茶「ウエディング インペリアル」
ウエディングインペリアル

個人的な余談で恐縮ですが、実はこのお茶、私にとっては少し因縁(?)のある銘柄なんです。 昔、マリアージュフレールの福袋に入っていて「わーい!これでウエディングインペリアル三昧だ!」とウキウキしていたのですが……なんと、私が飲む前に家族が勝手に手土産として人にあげてしまうという悲劇が発生(笑)。それ以来なぜかご縁がなく、今回ついに念願叶っていただくことができました。

一口飲んでみると……うん、これこれ!バニラとキャラメルの濃厚な甘い香りが広がり、まさに「ウエディング」という名にふさわしい多幸感あふれる味わいです。

これを、同じく茶葉が使われているスイーツ「紅茶 ‘ウエディング インペリアル’ 満ち溢れるプルーン ショコラ ― 愛の讃歌」と合わせてみました。

結果は……まさに「重さと重さの掛け算」! ビターで極上の滑らかさを持つショコラに、バニラが香る濃厚な紅茶が重なり合って、文字通り“溺れるほど濃厚”な至福の味わいでした。チョコ好き・甘いもの好きにはたまらない、最高に贅沢で悪魔的な同調ペアリングです。

本日の主役「プレーン ルヌ」のお出まし。爽やかな同調ペアリングで迎えるフィナーレ

そしてもう一杯、今回のテーマであり主役である「プレーン ルヌ」のホットティーです。

2026年秋のテーマ紅茶「プレーン ルヌ」。洋梨のジュレとの同調ペアリングで楽しんだ至福の一杯
プレーン ルヌ

実はこの銘柄、以前の秋にもオーダーしたことがあるお気に入りの紅茶なのですが、「今年のテーマ」とあっては改めて頼まないわけにはいきませんよね。

先ほどの「ウエディング インペリアル」が“溺れるほど濃厚”だったのに対して、こちらの「プレーン ルヌ」は、スパイスやアーモンドの複雑で華やかな香りとは裏腹に、味わい自体は驚くほどすっきりとしているんです。

このクリアな飲み口のおかげで、甘さや酸味などさまざまな個性を持つスイーツたち全体にスッと寄り添ってくれるような、懐の深さを感じました。

ですが……やはり一番感動したのは、同じ茶葉を使ったスイーツ「紅茶 ‘プレーン ルヌ’ が詩的に香るジュレ ポワール ― 幻想の月暈」との同調ペアリングです。

洋梨の爽やかな甘みと、プレーン ルヌのすっきりとした紅茶の味わいが口の中でピタッと重なり合う瞬間は、まさに至福。メニュー名にある「詩的に香る」という表現がストンと腑に落ちるような、美しくて美味しい余韻とともに、今回のアフタヌーンティー体験を完璧に締めくくってくれました。

甘い余韻のあとに。締めの一杯はマリアージュフレール流の緑茶「富士山」で

スイーツとのペアリングを存分に楽しみ、ウエディング インペリアルとプルーン ショコラの濃厚さにすっかり“溺れた”私。コースの最後は「急速にお口の中をすっきりさせたい!」という気分になりました。

そこでふと、以前からティーメニューを見てずっと気になっていたお茶を試してみることにしました。 それは、マリアージュフレールが手がける「日本の緑茶(JAPON)」です。

マリアージュフレールのティーメニュー「JAPON(日本)」。緑茶の「センチャ 緑」や「富士山」などが並ぶ

メニューには「T417 センチャ 緑」や「T424 富士山」などの名前が並んでいます。 フランスの老舗紅茶専門店が解釈する緑茶って、一体どんな味なんだろう?と気になり、ギャルソンさんに相談してみました。

すると、「あくまでフランス人向けに作られているので、日本人が普段飲み慣れている緑茶よりは、まろやかな味わいになっています」とのこと。

「T417 センチャ 緑」よりも「T424 富士山」の方が少し渋みがあると教えていただいたので、今回はすっきり感を求めて「富士山」をオーダーしました。

マリアージュフレールの緑茶「富士山」。静岡や宇治のお茶とは異なる、美しい山吹色の水色

運ばれてきたカップを覗き込むと、その水色は静岡のバキッとした鮮やかな緑色ではなく、美しい「山吹色」でした。以前、イギリスの老舗「ファーラーズ」のグリーンティーを飲んだ時も似たような色味だったことを思い出し、「ヨーロッパで愛される緑茶の色だな」と一人で納得してしまいました。

肝心の味わいはというと、全体のバランスが非常に良く、適度な渋みが舌を心地よくリセットしてくれます。

そして何より、バターや生クリームを使ったフレンチテイストの洋菓子をたっぷりいただいた後に飲むと、やけにホッとするんです。

「お茶のフレンチ」の華やかなフルコースの余韻に浸りながら、最後は緑茶で穏やかに着地する。この流れ、マリアージュフレールのアフタヌーンティーの締めくくりとして、個人的に大正解の選択でした!

まとめ:秋のメニューは11月29日まで。ご予約はお早めに!

「お目当てのファントムが飲めない!」という思いがけない事件からスタートした、今回のマリアージュフレール 銀座松屋通り店のアフタヌーンティー。

最初は驚きましたが、結果的に「採算度外視で最高級の茶葉を惜しみなくお菓子に使い切る」という、マリアージュフレールの『お茶のフレンチ』への異常なまでの本気度を知ることができました。 そして、「アイーダ」の万能な同調ペアリングや、「マルコポーロ スブリム」のクリアな美味しさ、さらにフランス流の緑茶「富士山」のホッとする余韻まで、新しい発見が尽きない最高の訪問になりました。

フランス式紅茶芸術の哲学が詰まった秋のアフタヌーンティー「プレーン ルヌ」。

この素晴らしい秋のプランは【2026年11月29日まで】の期間限定です。

マリアージュフレールのアフタヌーンティーは土日祝日のみ開催なので、すぐに満席になってしまいます。気になった方は、ぜひ今すぐ店舗に問い合わせをしてみてくださいね!ネット予約はできません。

マリアージュフレール銀座松屋通り店 店舗情報

マリアージュフレール銀座松屋通り店 店舗情報

【住所】東京都中央区銀座4丁目6−1 三和ビル 2F

【電話】03-3564-1854

【最寄駅からのアクセス】東京メトロ銀座駅

【営業時間】

お茶の量り売り 11時00分~20時00分
サロン ド テ  11時30分~20時00分

【定休日】無休

【公式HP】マリアージュフレール銀座松屋通り店

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ABOUT ME
ミス・レモン
ミス・レモン
幼い頃、ディケンズの『クリスマス・カロル』で描かれるクリスマスプディングやミンスパイといった英国菓子の描写に強く憧れていました。絵本の中だけの存在だと思っていたそれらが、紅茶教室で「実在する!」と知った時の深い感動こそが、私のアフタヌーンティー探求の原点です。

紅茶教室では紅茶の産地別の特徴や、ペアリング術、洋食器の知識、そしてアフタヌーンティーの歴史まで深く学び、今では、一口飲めばそのお店の紅茶が基本に忠実かどうかわかるほど。さらに英国菓子教室でも知見を広げ、2018年からは毎年欠かさず英国展へ足を運び、多様なスコーンや英国菓子の世界に触れる喜びに浸っています。

これまでに国内のホテルや紅茶専門店で100回以上のアフタヌーンティーを体験してきました。一度訪れたお店でも、変化や進化を捉えるために継続的に足を運び、その「解像度」を深めることを大切にしています。さらに、アフタヌーンティー体験をホテル業界全体の経営戦略という幅広い視点からも観察することで、他にはない多角的な視点と深い洞察で情報を発信しています。

アフタヌーンティーは、日常のストレスから離れ、素晴らしい体験を通じて美意識を磨き、人生を豊かにしてくれる最高の時間だと信じています。最高の非日常を求める皆様にとって、このブログが信頼できる「決定版」ガイドとなることを願っています。
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